IT・システム関連

人と機械(システム・ツール)の関係は、どう変化していくか?

昨日は「SENSORS IGNITION 2017」に行ってきました。
技術の進化を肌で感じることと、その中で面白いスタートアップ企業と出会うことが目的です。
思った以上に収穫がありました。

 

人間と機械の融合ができる人、できない人

最初に感じたのは、人と機械(システム・ツール)の融合が進んでいることでした。
ダンスで人の動きと、プロジェクションマッピングやVR(仮想現実)の動きが完全に連携しているのを観て驚きました。
振付をする側と、システムを組む側がどういうことを考えて、最終的な作品に仕上げているのか?
そんな話を聴きながら、人と機械側がそれぞれに成長・進化していることを感じたのです。

チェスの世界では、人間が人工知能に敗れた後、急激に人が強くなったという経緯があります。
人工知能によって、人の新たな可能性が引き出されたのです。
それがダンスなどのエンターテイメント、アートの世界にも広がってきているのを目の当たりにしたのです。
当然、ビジネスの世界にも広がってきています。

それと同時に、世の中はここでも大きく2極化してきていることを感じました。
機械(システム・ツール)を使いこなす人。
新しい機械を信じることができず、遠ざけてしまう人。

コンピューターが世の中に出てきたときも、同じようなことがありました。
どちらの人が生き残ってきたのかは、言うまでもありません。

特にこれからは使いこなすだけでなく、自らと融合していく人が生き残ると感じました。
人工知能やVR(仮想現実)などの進化。
素材技術の進化によって、服のように着られるシステムも出てきています。
さらにバイオテックの進化。

自らと機械を融合できる人と、できない人。
こういう2極化が進んでいくでしょう。

 

使いこなすだけでなく、哲学を持てる人

これまでの道具や機械は、使いこなすかどうかが肝でした。
算盤を使いこなす人。
パソコンを使いこなす人。
スマホを使いこなす人。

でもこれからのツールである人工知能やロボット、VRなどは、使いこなすかどうかだけでは足りません。
ツールをより理解し、自分なりの哲学・ポリシーを持って接することができるかどうか?

昨日、SENSORSの登壇者から感じたのは、
新しいツールを果敢に利用しつつ、そこから得た感覚や知見を、どう自分に取り込んでいくか?
そういう葛藤を経た後の「力強い何か」でした。

おそらくそれは、自分自身の生き方だったり、それ故のツールとの付き合い方だったり。
例えば「あまり深いことを考えすぎずに使えば良い」という、一見、割り切ったポリシーをお持ちの方も居ました。
それはそれで、その方に合ったポリシーで、聴いていて清々しく感じました。

 

「感じる」しかない

少し話は変わりますが、攻殻機動隊などの作品を作った神山さんが、「感じてもらうしかない」と言っていたのが印象的でした。

神山さんは、これまで作ってきた作品ごとに、それぞれ何らかのメッセージを込めて作ってきたそうです。
ただ、人はどんなに説得しようとしても、それで変わることはありません。
作品が説教臭くなったら、誰も観てくれないでしょう。
だから「感じてもらうしかない」ため、そのように作品を作り込んでいるのだとか。

私はテクノロジーの進化も同じようなところがあるのだと思います。
テクノロジーの全てを理解することはできません。
ですから、自ら使って、体験してみて、感じてみる。

そういう意味では、エンタメ要素が強いイベントだったためか、心動かされることも多く、純粋に楽しめるイベントでした。
大人は、もっともっと、テクノロジーで遊んだ方が良いのでしょうね!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
今日はこれから試験を受けに行きます(^_^;

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メルマガ 『非常識なコンサルタント』】
独立・起業を目指す方、特に自分らしく働き・生きたい方。
コンサルティングを事業の軸にしたい方に向けたメルマガを配信しています。
こちらから登録できます。

【Facebookページはこちら
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。

ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村