人工知能に関して、一般紙でもその単語を見ない日が少なくなってきました。
5日からアメリカ・ラスベガスで開かれる家電見本市(CES)の目玉も人工知能(AI)だと言います。
つい数年前まではスマホやタブレットで賑わっていたことを考えると、隔世の感を禁じえません。
さて、これだけ騒がれている人工知能は果たしてどんな形をして、私たちの生活に浸透してくるのでしょうか?
人工知能はジワジワと自然に広がっていく
人工知能が私たちの生活に浸透してくるとき、1つの比較対象がインターネットです。
インターネットは私が子供の頃には、一般家庭や一般企業が接続するものではありませんでした。
パソコンがまだまだオタクの代物だと思われていた時代、パソコン通信と呼ばれるものが存在していました。
その後「Windows 95」の登場によって、インターネット接続への技術的ハードルが一気に下がりました。
(それでも今から見れば、接続するまでには多くの人が苦労したことでしょう)
NTTが1995年から「テレホーダイ」を提供したことにより、深夜23時から朝8時までの料金が月額固定になりました。
この時代、深夜にインターネットをしまくった人も多かったことでしょう。
また、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)と呼ばれる会社が乱立し、競争が加速しました。
その後、ADSL(今の若い人は知らない?)やBフレッツなど、常時接続型のサービスが生まれていきます。
この頃にはインターネットで買い物をすることが、アーリーアダプターの間では普通となりました。
これが2000年前後の動きです。
そしてスマホの登場。
正に「いつでもどこでも」インターネットにつながる時代が到来したのです。
同じように人工知能も様々な変遷をとげながら、私たちの生活に自然と溶け込んでいくでしょう。
Windows95登場以来、インターネットが一般消費者の生活に浸透するまでには5〜10年を要しました。
変化が激しくなっているこの時代、人工知能の浸透には3〜5年もあれば十分なのでは、と予想しています。
人工知能は「見えない」
私たちは普通にインターネットを使っています。
このブログもインターネット上に存在しますし、インターネットを経由して読まれています。
でも、「インターネットの形」は分からないのではないでしょうか?
https://biz-it-base.com/?p=7589
こちらの記事で書いたように、インターネットは色んな組織のネットワークを相互接続したものです。
誰か1つの組織が牛耳っているものではありません。
だから余計にインターネットというモノの形・実態が分からないのではないでしょうか。
人工知能も同じような側面があります。
1社が提供するものではありませんし、使う立場から見ると、あらゆるところに人工知能が(自然と)入り込んでくるのです。
人工知能が入り込んでくるもの
ペッパーのような人型ロボットの場合もあれば、
産業用ロボットに組み込まれる場合もあります。
スマートフォンには既に取り込まれ始めています。
私のiPhoneには、Appleの「Siri」やGoogleの「Allo」が入っています。
少しずつスマホの操作は指ではなく、音声で行われるようになるでしょう。
(まだ精度が悪いので滅多に使いませんが・・)
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)にも取り込まれていくでしょう。
ちなみにこれらの違いについては、こちらのページが分かりやすいです。
スマホは将来のVR端末とも言われています。
(その真意を私はまだ理解しかねていますが)
本題から外れますが、スマホは従来のパソコンに各種センサーと通信機能を搭載した機器。
ここに人工知能とVRなどの要素が載ってくると、正に総合端末になりそうです。
ロボットやスマホだけでなく、あらゆるサービスの裏側に人工知能が入り始めています。
例えば、某不動産屋さんの物件紹介サービスの裏側では、IBMのワトソンが動くそうです。
何気なく使っているものに人工知能が知らずと使われていたとき、
今のインターネット同様にそれが私たちの生活を支えてくれるものになるでしょう。
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【編集後記】
年始に足裏をセルフマッサージしすぎたらしく、
どうも足底筋膜炎の予兆が・・
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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