日々の気付き

何度も思い出してもらえる地域がやっていること(ふるさと納税してみた)

さきほどふるさと納税で幾つかの品を申し込みました。
そのうちの1つが、長崎県五島市のもの。
五島の有名な椿オイルと、あご(飛び魚)のドレッシング。うまそー。

 

印象に残る地域とは?

私は元々、五島に縁もゆかりもありませんでした。
親戚もいないし、五島どころか長崎県に入った記憶すらありません。
それが去年と今年、合計2回行っただけで、もはや心の故郷化し始めています。
だからふるさと納税するときには、五島の品を申し込もうと思っていたのです。

なぜそんなに印象に残っているのか?
超絶苦しかった五島長崎国際トライアスロン(バラモンキング)に参加したからなのですが、
それだけだったらトライアスロンのことは覚えていても、五島という地域のことは印象に残りません。
ちゃんと五島を印象づけることがあるのです。

どの店に入っても旨すぎる食べ物。

IMG_8186静かでのんびり。キレイな自然。

IMG_8222そして何よりもレース中の温かい応援。
(写真はレース前に選手1人ひとりに渡される子どもからの応援カード)

IMG_8193

最も苦しいレース中、老若男女、島を上げて応援してくれるのです。

 

最も貴重な資源は「人」

「うちの地域には名産品も大自然もないよ」と仰る方がいます。
ここには大きく2つの誤解があるのです。

1つは、「大したものはない」と思っているのはご本人だけであること。
よくよく話を聴いてみると、「あるじゃないですか!」となることがほとんどです。
その地域に住んでいる人たちにとっては当たり前のことが、他の地域から来る人にとっては新鮮。
そういうストーリーを見つけたときには、訪れた私も嬉しくなります。

もう1つの誤解は、最大の資源は人であり、人が創り出す文化や雰囲気であること。
「うちには自然や世界遺産がない」みたいなことを言う人は、
そういうものがあれば観光客を呼べる(=なければ呼べない)と思い込んでいるいるのでしょう。

しかし実際には、呼んだ人を心地よくさせられるかどうかは「人」の問題です。
上述の五島市の素晴らしさも、島全体の人で作り出された雰囲気にありました。
トライアスロンだけ見ても、何年も何年も開催し、その度に運営をより良くしてきたのでしょう。
五島は他にもマラソン大会も運営しており、市民アスリートを招致することに慣れているようです。

このように自然とか無いものねだりをするのではなく、自分たちでできることに注力をする。
それは経営だけでなく、地方創生などでも同じ原理原則です。

 

ふるさと納税は通信簿なのかもしれない

こうして訪れた地域が強く印象に残ると、今回の私のように「ふるさと納税してみるか」という気持ちになる人もいるでしょう。
そう考えてみると、ふるさと納税は一種の通信簿なのかもしれません。

印象深い地域に申し込み、
そうでなかった地域には申し込まないのですから。

単に良い品を出すことで納税してもらおう、というプロダウトアウトの発想だけではなく、
他の活動と連携させることで、その地域の良さを存分に発揮してもらえたらと思います。

ちなみに五島の品を申込んだとき、
他の地域と異なり、やや細かいアンケートが出てきました。
そのアンケートを見ても、単に納税してもらえば良いという考えはなく、
総合的に考えているであろうことが想像されました。

もっと面白い、応援したい地域と出会えたら、楽しくなりますね!

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【編集後記】
今日の記事を書いていて、
もう少し地方の仕事があっても良いのかな、と考えたりしました。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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