『フリーエージェント社会の到来』という本があります。
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2002年に出た本で、その後、アメリカでは本当に
フリーで働く人が増えたそうです。
日本でも最近はフリーで働く人は増えていて、
その辺りの情報は中小企業白書・小規模企業白書にも
書かれるようになってきました。
いわば、「雇われない生き方」の時代になっているのです。
このメルマガも、見方を変えれば「雇われない生き方」の
実現を支援するメディアとも言えます。
まだまだ「雇われない生き方」を目指す人は増えるでしょう。
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ただ、実際にフリーで働いていて感じることなのですが、
そろそろ、「雇われない生き方」の次の時代を
見据えておいても良いのでは、と。
私はチームで動いたときのパワーを知っています。
例えば、先月参加したトライアスロンのレース。
自分ひとりだったら、絶対に途中でリタイアしていました。
仲間がいたからこそ、出し切れたのです。
何か美味しいものを食べたとき、
「ウマっ!!」と皆で感動を分かち合えるのも
周りに仲間がいるからです。
ひとりだったら、そこまでテンションは上がらないでしょう。
感動は、仲間がいれば、それだけ倍増するのです。
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そう考えると、「雇われない生き方」が実現した次の時代は、
感動をシェアできる小さなチームの時代が来るのかも。
実際、ひとりでできる仕事には限りがあります。
私自身、各方面の専門家を頼る仕事も多いのです。
ただ、このつながりが専門性だけでなく、
感動のような感情面で、強くなっていくのでは、と感じています。
現実に、凄まじいパフォーマンスを発揮する小さなチームの存在を
目にすることが増えてきたと感じています。
小さな会社の場合もあれば、フリーランスの集まりのときもあります。
7人の侍とか、アベンジャーズのようなイメージでしょうか。
人とつながることによって、ひとりで働くときと比べて、
精神的な自由が損なわれるかもしれません。
その辺りのバランスを取りながら、
時代や個々人は変化していくでしょう。