中小企業診断士

試験に対する反応で分かる、合格後に活躍する人・しない人

一昨日、中小企業診断士 1次試験科目「経営情報システム」に対する問題提起を行ないました。

https://biz-it-base.com/?p=6840

ちょうど時事ネタだったためか、本ブログにおける1日当たりとしては、過去最高のアクセス数がありました。
それだけ注目している方が多いということでしょう。

一方、試験にて想定外の出来事が起きた後の反応で、
合格した後に活躍する人・しない人が分かってしまうと感じました。

 

想定外の試験に対する反応

「経営情報システム」に関して言えば、とにかく難しすぎると感じました。
詳細は一昨日の記事をお読みいただくとして、
意味のある難しさではなく、方向性を誤った難しさだと思います。

ただ、少なくともITに詳しくない受験生にとっては、
そんな方向性などどうでも良く、「とんでもなく難しかった」という感じでしょう。

そのため、TwitterやFacebookなどを見ていると、
極論言えば、「経営情報システムのおかげで試験に落ちた」、
「だから作問者が悪い」という論調をいくつも見かけました。

ただ、その結論で思考停止に陥ってしまっては、
何の問題解決にもならないのではないでしょうか。

 

試験とは、人が作ったレールの上を走り抜くこと

そもそも論ですが、試験というのは作問者・採点者がいるものです。
士業の場合は、ザックリ言えば、それが国に当たります。
レールを作る側の国と、レールの上を効率良く走ることを求められてる受験生。
この構図が大前提です。

試験に限らず、あらゆる学びは先人達が作った道をトレースすることにより、
効率的に、分かりやすく学ぶことができます。

ですから、試験合格までは作られたレールの上を効率良く走りながら
一定レベルまで達し、合格後は自分で道を切り開きながら、
独自のポジションを確立させていく。
そういう行動が求められているように思います。

私が一昨日のような記事を書いたのは、
既に試験を突破した有資格者(中小企業診断士)であり、
一応、IT関連書籍を出版している、その道の専門家でもあるからです。

作問者に何らかの形でこの記事が目に留まり、
少しでも試験が良い方向に向かえばと思っています。

 

受験生は乗り越えるしかない

私が書いた記事、あるいは別のところでも、上述のような「作問者が悪い」的な
コメントを多々拝見しました。

確かに長年勉強してきた努力が、こんな形で無駄にされるのは、
本当に悔しいでしょうし、腹立たしいでしょう。

しかし、残念ながら受験生は、レールの上を走らなければならない存在です。
問題に文句を言っている時間があったら、
来年、もっと難しくなったとしても対応できるようにするしかありません。

「自責」「他責」という言葉がありますが、
作問者のせいにして(=他責)思考停止になる人は、
仮に合格したところで活躍することはできないでしょう。

活躍する人たちは、皆、自責思考です。
自分の影響力が及ばないところに働きかけても時間の無駄です。
それよりは、自分の影響力が及ぶところ(=勉強する)で対策するしかありません。

「経営情報システム」の他に、今年は「運営管理」「経営法務」が難しかったようです。
3科目もこうなるのが常態化するのであれば、
リスクをさけるためには科目合格者も全7科目を受けた方が良いのかもしれませんね。

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【編集後記】
アマゾンのKindle Unlimited(読み放題)が危険すぎます。
ついつい余計なものを読みすぎてしまう毎日。。
あ、いや、人のせいにしてはいけないですね(^_^;

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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