中小企業診断士

使える道具が必要だ #478

おはようございます。渋屋です。

 

昨日から今日まで、戦略BASiCSで有名な佐藤 義典さんのセミナーに参加しています。

昨日1日で、ずいぶん脳ミソが揺さ振られました。まだ揺れがおさまっていません(^^;

 

昨日、強く感じたことは、どんな理論も使えなければ意味がない、ということです。

 

中小企業診断士試験では様々な理論を勉強します。(MBAでもきっとそうでしょう。)

しかし、中小企業診断士が理論を知るだけでは、何も変わりません。

中小企業診断士が、理論を使える武器として加工し、社長に渡す必要があります。

社長が使える武器でなければ、その企業の経営状況は良くなりません。

 

中小企業診断士を目指すような人は、特に真面目な人が多いので、注意するポイントです。

真面目に勉強するだけで、現場で使えなければ、理論は意味がないのです。

 

1つ例を挙げてみましょう。

中小企業診断士の勉強をすると、「企業経営理論」の中に戦略論が出てきます。

 

マイケル・ポーターのポジショニング論。儲かる市場を選べ、という戦場型。

次にリソース・ベースド・ビューとか、コア・コンピタンスのような、自社の独自資源に着目した型。

他にも差別化をする型、フィリップ・コトラーのように顧客を中心に考える型、メッセージを中心に捉える型などがあります。

 

試験では、これらの理論を正しく理解して、違いに答えられることが重要かもしれません。

 

ただ、そんなことは社長にとってはどうでも良いことです。

「うちの会社の場合は、どう考えれば良いのさ?」

この質問に答えられなければ、戦略論を学んだことが活きてない、とすら言えるでしょう。

 

実際、武器に加工できるようになるには、まず正しく理解することが先決でしょう。

その本質を、分かりやすく・使える形にする工夫をしてみる。

そして、実際に使ってみる。

使いにくければ、もう一度、原点に立ち戻ってみる。

 

きっと、この繰り返しなのでしょう。

 

中小企業診断士の試験に限らず、私が昔やっていたITエンジニアでも同じことが言えます。

勉強で得た知識を、使える道具に変える必要があります。

 

そのためには、理論と実践を繰り返す必要があるのでしょう。

 

学者ではないので、勉強だけで終わってしまわないようにしたいものですね。

(自戒の意味を強く込めつつ。。。)

 

■終わりに

さて、BASiCS 2日目です。

また脳ミソをかき回しに行ってきます!!

 

今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!

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