商品を作るとき、1つ1つの商品に着目することも
大切ですが、それ以前にその商品の「位置付け」を
考えることの方が重要です。
それによって、その商品が存在する意味合いが
変わってくるからです。
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私の場合は、「売れたま」や「BASiCS」で有名な
佐藤義典さんのフレームワークを使っています。
商品の位置付けは、「あげる商品」、「売れる商品」、
「売りたい商品」です。
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顧客の購買に関わるプロセスと合わせて考えると
非常に分かりやすくなります。
「あげる商品」は売り手の目的は集客です。
名前の通り、無料であげてしまいます。
私のこのメルマガも「あげる商品」と言えるでしょう。
(目的は集客だけでなく、顧客との関係性構築もありますが)
顧客にとっては無料で便益を得ることができますし、
その商品の提供者のことを知ることもできます。
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「売れる商品」は、一般的にはフロントエンドと呼ばれるもの。
価格は安く、顧客に最初の購買行動を
取ってもらうことが目的です。
私の場合は、セミナーが「売れる商品」に該当します。
顧客にとっては、商品の提供者と直接会うなどして、
本当に信頼できる人なのか?を確認することができますし、
商品(サービス)が自分に合うか?役立つか?を
判断することができます。
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「売りたい商品」は、バックエンドとも呼ばれるもの。
価格は高く、利益を稼ぐための商品です。
私の場合は、コンサルティングが「売りたい商品」に当たります。
既に「売れる商品」を買って下さった方が、
より高い価値を得るために購買するものです。
既に最初の購買の壁は越えていますので、
ファン・リピーターになってくれる顧客です。
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このように商品の位置付けを定義してから、
それぞれの商品が顧客に与える価値を考えて、
商品の設計をしていきます。
詳しく知りたい方は、こちらの本が参考になります。
商品の流れだけでなく、顧客の心理の流れについて、
相当詳しく、でも分かりやすく書かれています。