以前、顧客として利用させていただいたことのある、とある会社があります。
この会社、とても良いサービスを提供していたのですが、私の中で徐々に存在感がなくなってきました。
情報発信の停止=存在しなくなること
その会社の存在感がなくなってきた理由は明確です。
これまで定期的に発信されていたブログが止まったからです。
私はブログ更新をRSSリーダー(feedly)でチェックしています。
※余談ですが、ブログ更新を一気に巡回するにはRSSリーダーは必須です。
いちいちブックマークからアクセスしていたら、切りがないですし、
更新されていなかったときに時間の無駄ですから。
実際にお会いして、定期的にサービスを利用しているならまだしも、
そうでないなら、その会社の存在を感じるのは、ブログが更新されたときだけです。
ということは、情報発信(ブログ更新)が止まるということは、
私の中では、その会社が存在しなくなったのと同じことなのです。
私は支援させていただいている会社が情報発信を始めるときには必ず、
「始めること以上に、続けることが大事です」
と言い続けています。
続けなければ、顧客の脳内に存在感を示すことができないからです。
情報発信は事業の肝である
ドラッカーはマネジメントの仕事はマーケティングとイノベーションだと言いました。
どちらも顧客の創造のために必要なことです。
ひとり〜数人の小さなビジネスを営む者にとって、マーケティングとイノベーションの中核にあるのが情報発信です。
顧客が既に認識しているニーズを満たすために情報発信する(マーケティング)。
顧客がまだ認識していない新しい欲求を作り出すために情報発信する(イノベーション)。
だから「情報発信=顧客の創造」です。
事業のオマケ業務などではなく、事業のど真ん中にある肝となる業務なのです。
最も手を抜いてはいけない業務と言えるでしょう。
にも関わらず、一部のネット系企業を除くと、
多くの会社が情報発信できずに止まってしまいます。
だからこそ、逆に定期的な情報発信ができれば、それだけで競争に勝てるようになります。
情報発信が乱れていくパターン
上述の通り、情報発信は事業の肝です。
しかし、実際にはそれが正しく継続できないことが多いのです。
情報発信が乱れていくパターンを見てみましょう。
継続できなくなる
これはもう解説は不要ですね。
記事を書く人が変わる
冒頭に書いた会社は、実は情報発信が完全に止まっているわけではなく、
代表が自社のスタッフに情報発信を委ねてしまったのです。
小さな会社で良くあることですが、顧客はその代表からサービスを買っているのです。
私もそうでした。
なのに情報がその代表からではなく、スタッフから発信されるようになったら。
情報発信は事業の肝です。
その業務を人に任せるのであれば、最新の注意を払って引き継ぐべきでしょう。
媒体が変わる
少し知名度が上がってくると、「うちのメディアに記事を書きませんか」という依頼が来ることがあります。
そのメディアの知名度が高いと、そのメディアに掲載した記事からの方が、顧客の流入が多くなります。
すると、ついついそのメディアへの記事掲載が中心になってしまうのです。
自社のブログ・ホームページ・メルマガよりも、
多くの顧客を連れて来てくれる(=売上が上がる)のですから、その気持ちはとても分かります。
ただ、多くの場合、そのメディアへの記事掲載は期間が決まっています。
3回とか10回とか回数が決まっている場合もあれば、
1年間というように期限が決まっている場合もあるでしょう。
何れにせよ、「おいしいメディア」への記事掲載には期限があるのです。
その間、自社メディアへの力を抜いていたらどうなるでしょうか?
おいしいメディアへの掲載が終わった途端、ビジネスが凋落することになります。
メディア運営の基本は、自分でコントロールできるところで行うことです。
大きな力に頼ることも有効ですが、自社のメディアを少しずつ育てることを忘れないようにしましょう。
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【編集後記】
今日は新しい試みをします。
詳細はここには書けませんが、新しいビジネスが生まれたら面白いなぁ〜。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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