日々、多くの士業の方とお会いしていると、
ついつい余計な心配をしてしまいます。
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最近、人工知能を中心とする
ITトレンドを学び直しています。
一応、2015年2月にITトレンドに関する本を
出版している身ではありますが、
このところ、学びが停滞していました。
最近、学びを再開してみたのです。
セミナーに参加したり、オンラインの有料情報を買ったり。
で、その進化っぷりに驚愕。
特に人工知能の進化の早さが半端ないのです。
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人工知能がターゲットとしている職業は大きく2つ。
1つは、弁護士・医師・会計士など、いわゆる高給取りのエリア。
もう1つが、人間がやらない方が良い、重労働のエリア。
後者はロボットも関係してくる領域ですが、
前者は士業全般を狙ってくる、と言って良いでしょう。
余談ですが、士業の中では中小企業診断士が
人工知能に変わられにくい職業という調査結果があります。
まぁ、単に仕事の範囲が決まっていないからでしょう(笑)
それはさておき、士業の仕事の中で、
「記憶・分類・事例」などを中心とする業務は、
人工知能の最も得意とする領域です。
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例えば皮膚がんの検査。
これまで1万人を観て来たベテラン医師であっても
見逃してしまうような些細な症状を、人工知能は見逃しません。
「目」「耳」において、人工知能は既に人を超えているのです。
他の士業においても、「記憶・分類・事例」の仕事は多いです。
例えば、顧客に代わって国が求める資料を代行して
作成・提出する類の仕事。
これは私の周り(中小企業診断士や行政書士)にも
やっている人が多いです。
ただ、それだけだと近い将来、人工知能に食われるでしょう。
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それを知っている人や、
単純に創造的な仕事が楽しいと感じる人たちは、
士業であっても既に違うフィールドで仕事をしています。
・会計士なのに監査はほとんどやらず、
事業開発やマーケティングを中心に仕事している人
・弁護士で、人工知能時代の著作権など、
新しい領域にチャレンジしている人
・税理士なのに、プログラミングを勉強している人
どれも身近で見聞きした事例です。
資格で既定された世界に留まり続けて、
人工知能に食われるか?
新しい分野にチャレンジして、元々の強みを活かすか?
そういう選択を迫られているような気がします。
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