経営・セルフマネジメント

大きな差を生む、たった1つの方法

一見、同じようなビジネスをやっているように見えるのに、
ある方は大きく成長し、別の方は食べていくのに精一杯。
そんな事例を見続けるにつれて、大きな差を生む違いが、やっと分かってきました。

 

小さな違いを作り続ける

世の中には、一般的に「このくらいだろう」という数字があります。
例えば、メルマガの開封率。
テレアポから次のアクションにつながる確立。
業界ごとの売上に対する広告費の割合、etc。

ある会社の数字を拝見して驚いたことがあります。
詳しくは書けませんが、「この取り組みで、この数字!!」と。
一般的な数字の10倍は成果が出ているのです。

その要因をヒアリングしてみたところ、なんてことはない、
1つ1つの活動をより精緻に、丁寧に行っているだけだったのです。

確率30%の取り組みが3回繰り返されると、最初の1,000は、たったの27まで激減します。
(1,000×0.30×0.30×0.30=27)
同じ3回の繰り返しでも、各プロセスが10%ずつ改善されると、最初の1,000は、64になります。
(1,000×0.40×0.40×0.40=64)

つまり各プロセスを10%ずつ改善したことにより、最終的な数値は倍以上になるのです。

 

 

ビジネスは複雑なもの

テレアポ1つとっても、内容は複雑です。

  • 誰に、いつ、電話するのか?
  • 何をどのように話すのか?(トークスクリプト)
  • 電話の目標(例:セミナーに来ていただく)は何か?
  • どうやってテレアポの記録を共有するか?

これら1つ1つを、しっかりと検討するかしないか?によって、
上述の通り、最終的な成果は倍以上の差が開くのです。

で、成果を上げている会社は、このような1つ1つを、本当に丁寧に行っています。

成果を上げられない会社は、テレアポという業務をプロセスレベルに
分解できません。分解できないから、1つ1つ改善することもできません。

成果を上げている会社は、業務をプロセスに分解して、
やれることを(優先順位付けしながら)全部やっている会社です。

つまり、これが成果を上げるための「たった1つの方法」なんだと思います。

 

単一の正解などない、という現実を受け入れる

「たった1つの方法」をいうタイトルをつけておいてなんですが、単一の正解などないのです。
それが現実です。

コンサルティングをしていると、「これが正解ですか?」と聞かれることがあります。
しかし、それが正解かどうかなど、やってみなければ分かりません。
「これが正解だ!」というコンサルタントがいたら、私はその人を信じられません。

もちろん、世の中には原理原則があります。
その原理原則を守れているのか?をチェックすることはあります。
しかしその後は、現在の会社の状況で打てる手を、1つずつ打っていくしかないのです。

「正解だからやる」のではなく、
「正解になるように、やり続ける」のが、成果を上げている会社の姿勢です。

ここまで、ずっと会社の話として書いてきましたが、個人でも同じことが言えますね。
今日は、最近打ち手が少なくなっていると感じている自分への戒め記事でした。

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【編集後記】
本ブログのアクセスが、最近やや増えたな、と思っていたら、
どうやら「バラモンキング」というキーワードでの流入が増えた模様です。
皆さん、レース直前で心配なのですね。同じで安心?しました(汗)

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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