先日、息子のサッカーチームで外部講師を招聘してセミナーが行われました。
子ども達はもちろんタダなのですが、保護者は1人につき1,000円でした。
この1,000円に対して「高い」と意見した人が居たそうです。
私にとっては、もう完全に驚きの世界でした。
はびこる「ノウハウはタダ」という感覚
1,000円を高いといった保護者には、
「いくらだったら適切な価格なのか?」を聞いてみたいと思いました。
(その場に居なかったので聞けませんでしたが)
このとき感じたのは、まだまだこの世の中には、
「ノウハウはタダ」という感覚が根強く残っていること。
1,000円が高いなら、きっとタダにしろってことですよね。
私は、この保護者が少数派だとは感じませんでした。
むしろ、世の中的には、まだまだそういう人が多いのではないでしょうか。
貴重な時間価値
ちなみに、私は全くそう思いません。
講師の方が、ご自身の時間とお金を投下し、様々な経験を積んで得てきた知識・経験です。
それを尊重すればするほど、安い金額で講師をお願いすることは出来なくなります。
そして何よりも、先人の知識・経験を拝借することで、
私たち受講者は圧倒的に「時間を買う」ことができます。
先人が何年もかけて蓄積したものを、より効率良く学ぶことができるからです。
私たちにとって、最も貴重な資産である時間を短縮できるのであれば、
相応の対価をお支払する価値があります。
と同時に、私は経験上、お金を払ったときの学びの方が、
間違いなく集中力が上がります。
元を取ろうとする意識が働くのかもしれませんが、
私の周りに聴く限り、高額セミナーほど集中するという意見が多かったです。
空気を売るには、価値を伝える工夫が必要
「ノウハウはタダ」と考える人達が多数派だとするなら。
私たちコンサルタント・講師にとって、その感覚こそが最大の敵になります。
タダだと思われていたら、どれだけ貢献してもリターンが得られませんから。
ですから、しっかりと価値を伝える工夫が必要になるのだと思います。
単に有資格者だから価値があります、とか言う話ではありません。
資格の有無は、受講者にとって何かを得られるものではありませんので。
自分が提供するサービスを通じて、顧客はどれだけトクをするのか?
時間の短縮かもしれませんし、直接売上が上がることかもしれません。
あるいは、組織のチームワークが良くなって雰囲気が良くなることかもしれません。
ただ、何を提供しているのかが目に見えにくいコンサルタント・コーチのような仕事
(私は「空気を売る仕事」と名付けています)こそ、
自分が提供する価値をしっかりと伝える工夫が必要です。
自戒を込めて、記事にしておきます。
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【編集後記】
今日はこれから新規顧客とのミーティングです。
どんな展開になるのか楽しみです。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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