昨晩は、私には珍しく、サントリーホールへピアノのコンサートに行ってきました。
お付き合いのある社長から、お誘いいただいたのです。
で、それはもう驚きと感動でした。
50代、ゼロからの挑戦
このコンサートは、第1部はプロのピアニストの演奏。
そして第2部は、このピアニストの門下生5名の演奏でした。
驚くべきは、この門下生5名、全員が経営者で、
しかもピアノ経験ゼロから始めたばかりの人たちなのです。
私にお声掛けいただいた社長は、53歳で初めて鍵盤に触ったそうです。
楽譜も読めない、完全素人状態から2年半での挑戦。
それで数100人が聴く舞台に立った。
この事実だけで、鳥肌が立ちます。
ちなみにこの社長、日頃は企業に対して研修をメインの事業として行なわれています。
顧客企業に対し、変化・成長を促す立場にいらっしゃるわけです。
そのため、「自分も挑戦しなければ、示しがつかない」と感じ、
人生で最も苦手なことを探した結果、ピアノに辿り着いたそうです。
まさにゼロからの挑戦。
この社長に限らず、鍵盤に向かう経営者達の指が、小刻みに震えているのが、
遠くから観ていても分かりました。
サントリーホールという音楽家にとっては特別な舞台。
普段、大舞台に立っても緊張しないという経営者達が、目に見えて緊張されている。
そんな挑戦に胸が熱くなりました。
失敗をさらけ出す勇気
経営者達の演奏を聴いて観て感じたこと。
それは失敗をさらけ出す勇気です。
プロのピアニストではありませんし、
日頃から忙しく働かれている経営者ですから、
練習の時間をそう多く取ることはできません。
にも関わらず、難しい曲に挑戦しているのです。
もちろん完璧に弾ければ嬉しいのでしょうが、
なかなかそうもいきません。
時に失敗してしまうこともありました。
音楽は、リズムや音程など、ズレが一瞬で伝わってしまうので、
「シビアだなぁ~」と思ったのです。
経営者達は、完璧を目指しつつも、それでも失敗を受け入れていました。
もっと言えば、数100人の聴衆にさらけ出していたのです。
そんな勇気をもっていたように感じます。
日頃、成果を出さなければいけない立場。
人の上に立たなければいけない立場。
そんな立場の人達が、あえて失敗をさらしていたのです。
「私なら同じことをできるだろうか?」
自問しながら、その勇気に、ただただ頭が下がるばかりでした。
なお、プロの演奏はさすがプロでした。
ピアノと心が一体化している感じ。
そしてシーンごとに感じるエネルギーの変化。
私、音楽は楽譜も読めない超素人ですが、それでもプロのエネルギーを感じることができました。
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【編集後記】
昨日は中小企業診断士1次試験の合格発表でした。
作問者には本当に反省していただきたいと思いつつ、
今回の措置で合格された方を含め、2次試験頑張って頂きたいです!!
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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