経営・セルフマネジメント

会社と自分の狭間に苦しんで、、

会社で指示された目標に向かって走らされるだけの日々。
そんな毎日に苦しむことはありませんか?

 

その目標はどういう背景から生まれてきたのか?

大企業では、中期や長期の経営計画が作られます。
3年や5年といった将来に向かった、
パワーポイント数10枚・100枚を超えるようなガッツリとした計画です。
中小企業の多くは、数枚の資料、あるいは社長の口から目標が伝えられます。

私が会社員だった頃、中期経営計画を見るたびに思っていたこと。
そして今、多くの企業の計画書を拝見するたびに思うこと。

「この計画が生まれた背景を知りたい」のです。
社長は、なぜこの計画を推し進めたいと思っているのか?

マーケットデータがこうだからとか、
最新技術のトレンドがこっちに向かっているからとか、
そういうことを知りたいのではありません。

それよりは、社長や経営者の「想い」が知りたいのです。
もう私たちは気づいています。
論理だけじゃ自分は動けないことを。
できることなら、社長の「想い」に共感したいんです。

 

目標に振り回されていませんか?

「今年の売上目標はいくらだ」
「今期はいくら売ってこい」
「この商品(サービス)の売上を伸ばせ」
「この業種の顧客を何件受注しろ」
「コストをいくら以内に抑えろ」

多くの会社で、実によく見る光景です。
しかし、上述の通り、私たちは論理だけじゃ動けないんです。

ところが、多くの会社で、事業計画・経営計画(数値目標)はあるけれども、
社長の「想い」は聞こえてこないことがほとんどです。

社長自身が「想い」を言葉にできていないことがあります。
中間管理職が、社長の「想い」を端折って、目標だけを部下に押し付けることもあります。

そういう会社では、社員が目標に押しつぶされそうになっています。
あるいは、迷走しています。

自分たちは何のためにこの目標を達成しようとしているのか?
その先に、この会社はどうなっていくのか?
それらが分からないまま、不安を抱きつつ、押し付けられた目標にヒーヒー言っているのです。

社長・経営者たちへ。
数値目標なんかよりも、社員達は社長の「想い」を知りたがっています。
何度でも、熱く語って下さい。

 

自分が何者で、どこに向かうのか?がなければ苦しむだけ

社員として働いている方たちにとって、
社長の「想い」を知りたいと思うことは正常です。
それが聴こえてこないなら、聴かせてください、と社長にアプローチしたいものです。

ただ、社長の「想い」だけに頼ってはいけないと思います。
特に素晴らしい「想い」に共感・感動してしまったときほど要注意です。
会社に依存してしまうからです。

会社の言うことを聞くだけで、思考停止になったらオシマイです。
本来、会社とはぶら下がるところではなく、あなたと対等の関係にあるもの。
会社の「想い」や「計画・目標」は、自分にとってどのような意味があるのでしょうか?

自分はいったい何者で、そしてどこに向かおうとしているのか?
スタートはここからだと思います。
その上で、会社の「想い」や「計画・目標」とのすり合わせを行っていく。

当然のことながら、合う部分・合わない部分があるでしょう。
それら全てを俯瞰した上で、自分がその組織でどう貢献していくのか?を決めていく。
私は会社員だった頃、多少なりともこれを意識していました。

「自分」がないと会社の目標を押し付けられるだけで苦しくなってしまいます。
自分をしっかりと持ち、会社との関係を見つめることができるようになれば、
目標を押し付けられるだけの日々から脱却できるのでは?と考えています。

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【編集後記】
今日は1日かけて、自分の内的世界に深く深く潜りました。
今まで潜在意識の中で目を背けていた自分の一面が、
全ての行動や感情につながっていることが分かりました。
「一事が万事」です。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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