世の中、色んなところで二極分化が進んでいると言われています。
貧富の差、スキルの差、健康の差など、確かに二極化が進んでいることを感じますし、
その一部、例えば貧富の差などは統計情報などからも出てきています。
これは会社にも同じことが言えます。
私が日頃、多くの会社とお付き合いさせて頂くなかで感じるのは、「感覚の違い」です。
自分たちのやり方を疑う会社、固執する会社
多くの会社を支援させていただく中で、あるいは一人のユーザとして会社と接する中で、
日々、疑問に思うことがあります。
- この申込、ネットがなくてFAXだけなんですか!?
- この文書、紙に出力する必要あるんですか?
- なぜ、同じ名前と住所を何回も書かせるんですか?
- なんで様式(文書のフォーマット)作成から入るんですか?データそのものが大事なのでは?
- しかも様式にこだわって、それを毎年変更するのを止めてくれませんか?
- 電話するの、止めてくれませんか?
(仕事が中断されるので) - なんで社員がこのオフィスに出勤しなくちゃいけないんですか?
(電車止まっているならWeb会議で十分でしょう) - 朝9時に出勤しなくちゃいけない理由は何ですか?
- 成果を出している人よりも、残業している人を評価するのは何故ですか?
- 忙しいという現実に対して、根本的な解決をはかろうとしないのはなぜ?
これ以上書くと、石投げられそうなので(笑)止めておきます。
こういう質問を、私が直接顧客に投げかけることは稀です。
理由は簡単で、気づく会社は、私が伝える前に改善しようと動くからです。
逆に、動かない会社は、これらの質問を投げかけても、疑問を抱きません。
「これがうちの会社のやり方だから」と、そこで思考停止に陥るからです。
成長する会社は、外の世界を観察し続ける
成果を上げている会社は、常に自分たちのやり方を疑っています。
自分たちが正しいなんて、微塵も思っていないのです。
だから、もっと良いやり方があるだろう、と外の世界に目を向けることになります。
今日、個別コンサルティングの顧客に、別の顧客の事例を示してみました。
急いでメモをされて、「すぐに確認して、自分たちにもできないか、検討してみる」とのことでした。
こういう会社は伸びていきます。
一方、別の成功事例を示しても、
「それは別の業種・業態の事例だから」
「うちの会社は、こういうルールだから」
「それは別の部門の担当だから」
・・という反応を示す会社もあります。
上手くいかない会社ですが、まぁ、断り文句が良く出てきます(笑)
このように二極分化が進むのは、判断の中心にある「思考OS」が違うからです。
古い会社ほど、自分たちが古いことに気付かない
こうして、変化を恐れる「思考OS」を持った会社は、
外に目を向けることをせず、自分たちしか見なくなります。
そして、思考停止に陥り、過去のやり方が正義であると頑なに信じ続けます。
外に目を向けないので、自分たちが既に古臭くなっていることに気付かないのです。
これは業務プロセスや組織文化が古いということだけではなく、
顧客の声を汲み取れない点においても出てしまいます。
市場や顧客の変化に鈍感で、今のやり方が正しいと思っているので、
ビジネスは成長しません。
「自分たちは古くない」
「ルール(決まり・規則)だから」
「前にも同じようにやっていたから」
「古いかもしれないけど、うちの業界はこういうものだから」
そんなことを言っている組織は、危険信号です。
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【編集後記】
昨日は夜、スイムトレーニングをした後、週末のレースに向けた決起集会。
去年、死にそうな思いで完走した五島長崎国際トライアスロン(バラモンキング)です。
自分のブログを読み返しただけでも、恐ろしくなってきました。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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