数名からなる小さ会社、あるいは私のようにひとりビジネスをしている人。
そういう人たちと会話をすればするほど、戦略以前に大切にしたいことがあると感じます。
コンサルティング中の笑顔
先日、ある顧客にコンサルティングをしていたときのことです。
この顧客にコンサルするときには、社長だけでなく、開発者、営業も参加いただいています。
前回コンサルさせていただいたとき、急に場の雰囲気が良くなる瞬間がありました。
これまでは、苦しみながらアイデアを出すものの、なかなか自分たちの行動に落とし込めない。
行動できないから結果が出ない。
結果が出ない苦しさもありますが、私自身は考えているときの表情から、「このままでは結果は出ない」と感じていました。
しかし、方向性を変えて検討し続けた結果、ついに皆さんの笑顔が出てきたのです。
私がちょっとネタを提供するだけで、皆さんから具体的なアイデアが出てきました。
「結果が出る準備が整ってきた」と感じた瞬間です。
戦略よりも「やりたいと心から思えるか」
今まで考えてきた戦略も、前回から考え始めた戦略も、戦略レベルで見たら大差ありません。
社会に与えるインパクトで言えば、従来の方があったと言えるほどです。
しかし、その前者の案を捨て、後者の案を採用することになりました。
どんなに良い戦略であっても、実行されなければ絵に描いた餅だからです。
そして、実行されるかどうかは、社長を筆頭に社員の皆さんがやりたいと心から思っているか?が重要です。
やりたいと思えないことに対して掘り下げることで、やりたいと思わせる方法も存在します。
ただ、それには時間が掛かります。ひとりではなく、数人の組織になると尚更です。
だからこそ、現時点でやりたいと思えるか?
それによって組織が一体となり得るか?の方が、戦略よりも大事にしたいことだと考えています。
私が人材紹介を事業としない理由
先日の商品術セミナーのときに、面白い質問をいただきました。
私の顧客はIT関連企業が多いので、人材不足のクライアントに対して、
「人を紹介する事業をやりたくなったことはありませんか?」と。
私は実際、顧客にエンジニアなどの人材を紹介したことがあります。
しかし、お金は一切受け取っていません。
紹介はするけれども、そこから先は本人たち同士でやって下さい、というスタンスです。
なぜかと言うと、それでお金を得ることを楽しいと思えないからです。
良い・悪いではなく、自分に合うか合わないか、です。
戦略面では事業になり得る正しさがあるのかもしれませんが、
私の心が惹かれないので、それをやっても自分のためにも顧客のためにもならない、と感じています。
戦略の良し悪し以前に、自分は何者なのか?どこへ向かいたいのか?
結局、そこに帰着するように思うのです。
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【編集後記】
週末、今シーズン初のトライアスロンレース(横浜トライアスロン)なのですが、
カラダも心も、全く準備ができていません。
チームの名を汚さぬよう、心だけでも整えなければ。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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