結果レポート

感動しました!ドラッカー読書勉強会レポート

昨日は、中小企業診断士(受験生含む)限定のドラッカー読書勉強会でした。
実際には、経営者と将来の経営者からも参加希望を頂きました。
おかげさまで経営に携わる方々が集まり、有意義かつ効果的な時間を過ごすことができました。

講師はドラッカーから直接教えを受けたこともある藤田さん
主催者としてではなく、一人の参加者として、良い会だったと感じております。
私が特に印象に残ったことを3つ挙げさせていただきます。

 

ドラッカー思想の全体像を知ること

著書を読む前に、その思想の全体像を知ることで、より深く理解ができるようになります。
ドラッカーは、人と社会をより良くするためには、組織が良くならなければいけない、と考えました。

彼の若かりし頃は、全体主義の時代。
ナチスに直接インタービューを行い、世の中の人々がマインドコントロールされるなか、「社会がおかしい」と感じる。
人と社会をより良くしようという発想は、このような背景から来ていたのですね。

ドラッカーが他の経営学者などと異なるのは、このように「人ー組織ー社会」の全体を見ていること。
結果として、組織を良くするために必要なマネジメントを生み出すことになります。
改めて『マネジメント(エッセンシャル版)」を読むと、「人ー組織ー社会」の構造になっているのですね。

そして、そのような背景があるからこそ、学者であったのではなく、現場を大事にしたいたのでしょう。

 

経営支援者こそ、原理原則が必要

参加された皆さまからは、多様な質問が投げかけられました。

多様な質問、答えのない質問に対応するには、原理原則を押さえるのが一番。
自分で主催しておいて何ですが、改めて、ドラッカーは原理原則であり、土台であると感じました。
(講師の藤田さんもご自身のブログでそのように感じられたことを書かれています)

原理原則を押さえることで、道を踏み外しそうになる社長を支えることができるのです。
業績が良くて足元がおろそかになっているとき。
業績が悪くて今日・明日のことだけで精一杯になっているとき。

そんな社長に寄り添って、原理原則に戻るよう促せるのは、
経営支援者の醍醐味ではないでしょうか。

 

会社は誰のものか?

昨日の勉強会で、私が一番しびれた瞬間。
「会社は誰のものか?」という疑問に対する、藤田さんの見解を聴いたときです。

良く言われるように、資本を提供している株主のもの。
ただこれは金融資本の側面から見た結論です。

現在の会社は、金融資本だけではなく、知識資本からも成り立っている。
知識資本を提供するのは従業員。
だから会社は、知識資本を提供する従業員のものでもある。

金融資本の提供者(株主)に配当などで報いるのと同じように、
知識資本の提供者である従業員には、モチベーションを高めるようなフィードバックが必要なのです。
それがマネジメントの役割だ、と。

私が文章に書くと陳腐になってしまい、この上なく残念ですが…(汗)
この説明を藤田さんから聴いたとき、私は鳥肌が立ちました。
世間で感覚的に議論されていることを、ここまで明快に、論理的に答えてくれた人は他に知りません。

いやぁ〜、感動しました!
いい勉強会だった(笑)

というわけで、第2回も実施することにしました。
次回は5月13日(金)、こちらのFacebookページでご案内しています。
当面、月に1度くらいのペースでやれればと考えております。

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【編集後記】
昨日はちょっと予定を詰め込み過ぎた1日でした。
脳ミソがややオーバーヒート気味です。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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