━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
(毎週月曜日発行)2009.04.20 Vol.10
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆INDEX◆
1.はじめに
2.CCIEを見据えたCCNPの受け方
----------------------------------------------------------------------
◆はじめに◆
おはようございます。Ritzです。
昨日は情報処理試験でした。
IT業界に関係する方は、なんらかの試験を受験された方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
私はプロジェクトマネージャに挑戦してきました。
論文形式の試験は初めてだったのですが、
時間が足りずに慌てまくってしまいました。
明らかに準備不足でした、、
受験されていない方も、秋のネットワークスペシャリスト等、
目指してみてはいかがでしょうか?
Cisco試験とは異なった視点で、知識が身につくと思います。
----------------------------------------------------------------------
◆CCIEを見据えたCCNPの受け方◆
これまで何回か、LAN案件について考えてみました。
もう少し続きがあるのですが、ここらで少し箸休め的なネタを
用意してみました。
突然ですが、Cisco試験と言っても、実はこんなにたくさんの種類が
あるのをご存じですか?
http://www.cisco.com/web/JP/event/tra_ccc/ccc/certprog/paths/home.html
一般的に良く知られているCCNA、CCNP、CCIEは
『ルーティング&スイッチング』という領域の試験です。
他にも、『セキュリティ』『ボイス』『ワイヤレス』など
全部で7つの領域があります。
その他に『スペシャリスト認定』と呼ばれる資格もあります。
http://www.cisco.com/web/JP/event/tra_ccc/ccc/certprog/cqs.html
(個人的には、データセンター系が面白そうです。)
書店で見かける書籍も、大体は『ルーティング&スイッチング』の
ものですし、Cisco資格保有者の大部分は、この領域の方々です。
(私も『ルーティング&スイッチング』以外の領域は保有していません)
ですので、今回の話についても、『ルーティング&スイッチング』の
試験について、述べたいと思います。
お題は
【CCIEを見据えたCCNPの受け方】
です。以下、3点について述べたいと思います。
○基本的な勉強は日本語でも英語でも良い
○問題集は英語で解く
○試験も英語で受験する
ここまで読んで、英語嫌いな方、『ゲッ!!』と思って読むのを
止めないで下さい(笑)
実は試験で有利になる、あまり知られていない
裏ワザ的な情報も入っています。
では、一つずつ見ていきましょう。
○基本的な勉強は日本語でも英語でも良い
既にある程度、試験範囲についての知識がある方、
あるいは英語が得意で、知らないことを英語で勉強出来る方、
躊躇せずに英語のCisco Press等を購入し、勉強すると良いと思います。
早い段階から、英語で技術のことが理解出来るようになると、
色々とメリットがあります。
・Ciscoのサイトは日本語よりも英語(US)サイトの方が
情報が早く充実している
・他のネットワーク技術関連、IT全般のニュースも英語の方が早い
・RFC等、一般的な情報も英語ならば手に入りやすい
・技術情報は、基本的に英語で書かれており、
日本語はあくまでも翻訳である
したがって、英語で勉強出来る方は、英語で突き進みましょう。
しかし、ゼロから勉強する方で、英語が苦手な方にとっては
あまりにも効率が悪くなります。
そのような場合、基礎をしっかりと固めるまでは、
日本語書籍などで勉強しましょう。
○問題集は英語で解く
後述しますが、試験は英語で受けた方が良いです。
(特にBSCI)
試験本番で初めて英語に触れるのは、あまりに厳しいですから、
問題集を解く段階から、英語で解くようにしましょう。
○試験も英語で受験する
何故、英語で試験を受けるのでしょうか?
今回の題目は
【CCIEを見据えたCCNPの受け方】
です。CCIEは筆記試験もラボも、全て英語です。
CCIEは技術的に難しい試験ですが、同時に英語の壁にぶち当たる方が
多いのも事実です。
したがって、CCNPの勉強をするときから、英語で勉強・受験することに
慣れてしまおう!ということです。
そして、ここからが裏ワザです。
英語でCCNPを受験すると、得をすることがあります!
CCNPの必須科目であるBSCIは非常に試験問題が多く、
時間が足りない試験です。次いでBCMSNも足りないかもしれません。
しかし、我々日本人が英語で受験をする場合、
試験時間が30分追加されるのです。
90分では時間が足りない試験も、120分あれば、何とかなるでしょう。
私も実はひょんなことから、1年ほど前にBSCIを受けたのですが、
日本語で受験していたら、絶対に時間が足りませんでした。
全問題を解き終わるまで、105分程かかりました。
しっかり試験に合格するためにも、CCIE受験に向けて準備を
するためにも、英語でも勉強と受験、おススメです!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<今号のポイント>
○CCNPの勉強は出来る限り英語で行う
○CCNPの受験は英語で行うとお得!!
○CCIEは全て英語、CCNPの段階から準備をしておこう
今回(Vol.10)の内容はいかがだったでしょうか。
是非、こちらまでご意見をお願い致します。
http://form.mag2.com/thapitraph
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[PR]
今回の紹介は試験対策です。
ONTの試験準備は、この本がおススメです。
●徹底攻略 Cisco CCNP ONT 問題集 [642-845J]対応
http://www.amazon.co.jp/dp/484432425X/ref=nosim/?tag=ritz0c-22
いわゆる黒本。問題集なのに日本語です(本文と矛盾していますが、、)
試験では、この本に含まれている問題に近い問題がたくさんでます。
[PR]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆編集後記
試験対策に特化し過ぎるのは、本質から外れるので、
あまり好きではありません。
ただ、何かの資格を持っているか否かで、人が自分を見る目が
変わってくるのも事実。
昨日受験したプロマネも、試験対策をおろそかに
し過ぎたための、時間切れだったと思います。
受験する以上は、もっとその試験を知るべき、と反省しました。
そんな気分の中、今日はCCNP対策でした。
ご購読、ありがとうございました。