経営・セルフマネジメント

私を救ってくれたのは、「書くこと」だった

ここ最近、私はずっと悩んでいました。
あることが上手くいかず、凹んだり、あるいは感情的になってしまいそうでした。
そんな難破船になりかけていた私を、正しい方向に導いてくれたのは、「書くこと」でした。

振り返ってみて、今回の対処法は、非常に再現性が高いと感じました。
経営者にとっても、あるいは全てのセルフマネジメントを実現したい方にとって、
役立つ方法なのでは、と感じています。

 

自分のありたい姿を書く

物事が上手く進まないときには、どうしても近視眼的になりがちです。
目の前の事象に囚われるがあまり、大局的な視点を失ってしまうのです。

今回、(情けないことに)そのような状況に陥っていると気付いた私は、
「そもそもどうなりたいんだっけ?」
と中長期の視点で、頭を整理することにしました。

その場で思いつくことを書き、後から思いついたことも書き足していきます。

 

自分の感じていることを全て書き殴る

ただ、そうは言っても、目の前のことに悩み、凹んでいたり、感情的になっているときです。
イキナリ「ありたい姿」を書けと言われても、そんな冷静になれないかもしれません。

実際、私もありたい姿だけを書いたわけではありません。

  • なぜ悩んでいるのか?
  • なぜ凹んでいるのか?
  • 何で怒っているのか?
  • どうなれば怒らないのか?
  • どうすれば凹まないで済むのか?
  • どうなりたいのか?

というように、むしろ自分の感情と真正面から向き合うことからはじめ、
徐々に幽体離脱するかのように、自分の視点をカラダから離していきました。
最終的に、悩み凹んでいる自分からは距離をとって、ありたい姿を書いたのです。

誰かに見せる文章ではありませんので、自分の感情を全て書き出しました。
良い感情も、悪い感情も、感じていることは全部です。
固有名詞もハッキリと書きます。

感じていることを全部書き出すと、心が落ち着いてきます。

  • 気持ちを全部吐き出したからなのか?
  • 自分の気持ちを読み返して第三者視点になるからなのか?

なぜかは分かりませんが、やってみると分かります。不思議と落ち着いてくるのです。

 

どうすれば良いのか?を書く

そうやって、自分の気持ちを吐き出し、どうなりたいか?を書き出せたなら、
「じゃあ、今からどうすれば良いのか?」
を書けるようになります。

気持ちを全部吐き出したからと言って、完全に冷静になれるわけありません。(少なくとも私は、、)
「こうした方が良いのは分かっているけど、それじゃ気持ちがおさまらない」
今回も、そんな気持ちに何度もなりました。

その度に、ありたい姿を見つめなおしました。
「こうなりたい」と思っている状態に近付くことが目的です。
感情をさらけ出したり、それを誰かにぶつけたりすることで、
一時的なストレス発散をすることが目的ではありませんし、それでは問題解決になりません。

アタマでは分かっても、気持ちが着いていかない。
それでも、自分が書き出したことを読み、自分の気持ちを諭しにかかると、
何とか気持ちも着いてくるようになりました。(時間は何日も掛かりましたが)

今、振り返ってみると、結果としてベストの行動が取れたと思っています。
悩んでいた問題が全て解決したわけではありませんが、前進しましたし、
後退することはないと確信できるようになりました。

即断・即決が求められることでなければ、比較的どんな問題に対しても、
再現性のある対処法だと思っています。
「書くこと」、オススメです。

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【編集後記】
今日は診断士の勉強を一緒にした仲間と久しぶりに会う予定です。楽しみです。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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