少し前から、ITを利用することと、人間性の両立が、重要なテーマになっている気がします。
人工知能の発達などにより、今後、劇的にITが進化することが予測されるのですが、
そうなる前に、このテーマにちゃんと取り組みたい、そう思っています。
私がIT(ツール)を使って、失敗したこと
ITを利用することと、人間性を保つことは、必ずしも相反することではありません。
ただ、少なくとも私はIT(ツール)を使うことによって、「やってしまった!」と失敗・後悔したことが数多くあります。
その代表例が喧嘩を売るメールです。
技術のチームを預かっていたとき、営業マネージャの理解の浅さをメールで攻め立てたことがあります。
リーダーシップを発揮しない上司に、ガンガン長文メールを送ってダメだしをし続けたこともあります。
何れも、ずいぶん前の若気?の至りとは言え、深く反省しています。
もっと、双方にとって意義のあるやり方があったと思っています。
私が失敗したように、メールで喧嘩まがいのやり取りをする人を、今でも見かけることがあります。
「会って話をすれば良い人なのに」という経験、あなたにもないでしょうか?
このように、相手が目の前にいないためか、ITを使うときには、自分勝手になりがちです。
IT(ツール)を使う人に、今まで以上に求められる人間性
実は先日、LINEでやってしまいました。
ずっとガマンをしていたのですが、ある瞬間に余計な一言を送ってしまったのです。。
そのフォローに心理的にも時間的にも、多くの時間を費やしています。
こういうツールは、送ってしまったが最後。取り返しがつきません。
「やってしまった!」と思っても、相手の手元には、自分の突き刺さるメッセージが残り続けるのです。
取り返しがつかないからこそ、今まで以上に人間性が求められます。
リアルに会って話をするとき以上に、相手のことを思う配慮が、コミュニケーションを円滑にするのではないか?と思っています。
さらに今後は、メールやメッセンジャー以外にも、人間性が求められる機会が増えてくるのではないでしょうか。
例えば、以前に書いたこちらの記事。
https://biz-it-base.com/?p=2957
家族や友人同様に接していたロボットが動かなくなったときにどうするか?
ITが賢くなり、私たちが「感情」をもって接するようになるほどに、私たちは人間性や倫理観を求められるようになります。
今、ITを使うときから人間性を意識すること
少し先の未来、私たちが日常で使うIT(ツール)がどう変わっていくのか?は、想像するのが少し難しいかもしれません。
ただ、少なくとも今、私たちがITを使う上で、人間性を意識しておくことは重要そうです。
匿名だからと、配慮も限度も失ってしまい、炎上し荒れ果てているページがあります。
子ども達の間では、SNSを使ったいじめが増えています。
こういう問題に対して、私たち一人ひとりが、どう人間性を強く発揮できるか?
ネット世界の話だけではなく、実社会にも大きく影響を与える、大事なことだと思います。
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【編集後記】
午前中の仕事を終え、午後は、ある提案書づくり。
経験、知識を総動員しています。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!