ランニング・トライアスロン

ラスト21km!カラダに異変が。。【バラモンキング2015完走記⑦】

6月14日に行われた、五島長崎 国際トライアスロン(スイム:3.8km、バイク:180.2km、ラン42.2km)、通称:バラモンキング、ギリギリ完走してきました。
素人トライアスリートが完走までに行ったこと・感じたことを、複数回に渡って、お伝えします。

最後のラン(42.2km)に入りましたが、3kmほどで早くもカラダが重くなってしまいました。
バイクのときから感じていた通り、もうレース中の回復は見込めないほど、体力を消耗していました。

 

ランコースの特徴

最後のラン42.2kmのコースは、片道10.5kmのコースを2往復するものです。
バイクのときは、大宝の前後4km程度でしか、仲間とすれ違うことがなかったのですが、
ランは仲間と声を掛け合うことができます。

run

多少のアップダウンがあり、景色がキレイなコースです。
私は16:20頃から走り始め、21:30頃にゴールしましたが、前半は日が沈む前で、景色を楽しむことができました。

それからエイドが頻繁にあるので、飲み物は自分で持たなくても大丈夫です。
明るいときも、暗くなってからも、住民の皆さんの熱い声援が力になります。

師匠である元帥の教えに習い、このレースでもバイク・ラン共に、応援をして下さる方々への
お礼の挨拶は欠かしませんでした。「ありがとうございます。」「あざーす。」「ありがと~」

 

仲間を追いかける前半

ランに入ってから、最初にすれ違ったのは仙人。
私とは10km以上の差がありました。さすがに安定した速さです。
このとき、元帥と羅王が、先を走っていることを教えてもらいました。

仙人が言った通り、5kmを過ぎた頃から、景色のはるか彼方に、羅王の姿を捉えます。
オレンジ色のカーフガード(ふくらはぎのカバー)と、ポセイ丼のユニフォームが目立つからです。

追いつくことは難しくても、引き離されないように走ります。
既にカラダが重いので、自分のことに意識が向くと、どんどんツラくなっていきます。
そうならないように、意識を外に向けたのです。

後方から見る羅王は、淡々とキロ7分くらいのペースで進んでいるように見えます。
さすが、ウルトラマラソンの最高峰と言われる野辺山を2年連続走破しただけのことはあります。
厳しいレースの戦い方を承知しているかのような、安定のペースでした。

羅王の背中が徐々に近付いてきた9km地点、みよっしーとすれ違います。
押し返し地点が10.5kmなので、差は3km。
バイクの実力差を考えると、思ったより距離が開いていない感じでしたが、
このペースでは、追いつける距離ではありません。

変わらず、無理しすぎないペースで走ろうと決めます。
そして、折り返しまでに、元帥・羅王とすれ違ったのです。

仲間からパワーをもらうべく、下り坂を利用してペースを上げます。
ここから2kmは、6分ちょいのペースで。
そして、元帥・羅王に追いついたのでした。

歓談を交えつつ、元気をもらいます。
それから半分の21kmまでは、各々のペースで、仲間と抜いたり抜かれたりしながら、進んでいきました。
ただ、21kmの辺りで、明らかに脚が止まります。歩きはじめてしまったのです。
しかも、おなかにガスが溜まったり、胃の調子がおかしくなってきたり。

 

孤独なレース?

そこから先は孤独なレースになると予測しました。
もうなかなか走れない。胃の調子が悪くて、なんだか気持ち悪い。
制限時間の22時まで、歩きながら進むことを考えていました。
とは言え、残りの全工程を歩いたら間に合わない。

体力をかき集めて、少しでも、少しずつでも走る必要があります。
しばらくの間、3分走ったら、3分歩く(ただし、しっかりウォーキング)を繰り返しました。

徐々に日が暮れて、薄暗くなります。
そんなとき、少し先を行く羅王が、「早く来い」という合図を。
重いカラダを何とか前に向け、羅王に追いつきました。

ここから20km弱、孤独とは無縁のレースになるのです。
そして、自分の力だけでは出せない力が生まれます。

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【編集後記】
今日は息子のサッカー。練習試合の応援です。
昨日、講義で1日立ち続け、今日は応援で立ち続け、脚が。。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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