IT・システム関連

ホームページと店舗が、うまい連携をした事例

昨日は、商圏が狭いのに、ホームページを使った集客をしようとして、
お店の目の前を歩く見込客を逃している事例をご紹介しました。
https://biz-it-base.com/?p=4812
今日は、最初は失敗していたけれど、改善して良くなった事例です。

 

ホームページの目的は?

この事例のお店は、宝飾品のように高価格帯の商品を売っているお店でした。
スタッフの商品知識、顧客対応など、サービス力が高いことを誇っていました。

そんなお店が、事業拡大を狙って、ホームページを作りました。
ECサイトのようにして、そこで商品を販売しようと目論んだのです。

しかし、そのホームページからの売上は、ほぼ生まれませんでした。
顧客の立場になって考えれば分かることですが、
見ず知らずのお店の高価格帯の商品を、ネットでは、なかなか買えません。

 

ホームページとお店の連携を実践

そこでこのお店はホームページの目的を変えました。

ホームページで売上を上げることを目的にするのではなく、
サービス力の高いお店に、見込客を呼んでくることを目的にしたのです。

ホームページのコンテンツも大きく変えました。
商品カタログのような説明ページ中心のコンテンツから、
商品メンテナンスの方法など、スタッフが持っているノウハウを公開するコンテンツへ。

これによって、スタッフが高いスキルを自然に伝えることができ、
そのお店に対する信頼を高めることができたのでしょう。

ホームページから、お店に訪問してきた顧客が、最初から高価格帯の商品を買うことは稀でした。
既に持っているもののメンテナンスを目的にやってくることが多かったのです。
それでも、なかには3万円程度の低価格帯の商品をついでに買っていく顧客もいました。

お店に来店さえしてくれれば、スタッフの高いサービス力で、対応することができます。
メンテナンス目的にやってきた顧客も、お店のことをすっかり気に入り、
2回、3回とやってくる顧客も現れました。

 

ホームページのコストも削減

ついでながら、ホームページのコストも削減できました。
商品を売るためのホームページだと、決済まで行う必要があります。

しかし、ノウハウを提供するコンテンツ中心のホームページであれば、
そのような機能は不要です。
結果として、ホームページのコストも削減できたのです。

このようにホームページと店舗がうまく連携したことによって、
本事例の会社は、あらたに見込客を獲得する手段を得たのでした。

ホームページの目的は何か?
もし、あなたの会社では明確になっていないのでしたら、改めて考えてみましょう。

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【編集後記】
今日は、ある友人と久しぶりに情報交換のランチ。楽しみです!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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