昨日の記事(何事も「型」が大事というけれど)の続きです。
何かを身につけるときには、基本となる「型」を身につけるのが、
確実な上達への道です。
昨日は、「型」を身につけるためには反復練習が大事、
と書いたのですが、ひたすら反復練習するだけで良いのでしょうか?
今日はその辺りを補足したいと思います。
何も考えない反復練習には意味がない
例えば、毎日腹筋を50回やることに決めたとしましょう。
決めたのだから、ひたすら毎日やり続ける!としたら・・・
それができれば、まだ良いのですが、凡人の私には続けることができません。
何も得るものがなく、ただツライだけの「作業」を続けることができないからです。
では、どうすれば良いか?
私はストレッチや、体幹トレーニングなど、比較的地味なことを反復するのが得意です。
そんな私が意識していることは、「自分に発生する変化」です。
反復をしていると、同じことをしているはずなのに、自分に変化が起きます。
いつも通りできず、体調が悪いことに気付くことがあります。
疲労が溜まっていることに気付くこともあります。
なぜかカラダが軽くて、いつもよりスムーズにできることがあります。
このようにして、自分との対話をし続けることで、今の自分の状態を知ることができます。
そして、自分の状態を知ることができると、長い目で見たときに、
確実にできるようになっていく自分を感じることができます。
調子の良い日、悪い日があったとしても、長い目でみれば、
3ヶ月前より2ヶ月前、それよりも1ヶ月前、今月。
自分は進化しているはずです。
こうやって、変化・特に進化を感じることで、反復練習を継続することができ、
結果として、「型」を身につけることができるようになります。
意識せずにできるようになったら次のステップへ
最初、必死に意識しながらでないとできなかったことも、
慣れてくると無意識にできるようになってきます。
ブラインドタッチ(見ないでキーボードを叩く)であれば、
最初はキーの配置を頭の中で想像したりしながら練習するでしょう。
ただ、ふとした瞬間に無意識にキーボードを叩き続ける自分に出会うはずです。
フルストレッチをはじめた頃、全く届かずに苦労していた種目があるのですが、
その種目、今は無意識に職場でやっていることがあります(^_^;
この段階が来たら、次のステップを目指すべきでしょう。
当初、身につけたかったことは身についたのですから、
次の「型」を意識的に身につけていく段階に来たのだと思います。
時には大局的な視点から、反復練習を見直し
そして、たまには自分のやっていることを大局的な視点から見てみましょう。
本当に続けて意味のあることなのか?
もっと根本的に良い方法はないのか?
そもそも何を身につけたかったんだっけ?
身につけたい「型」は何に活きるのか?
機械的に継続していては、人生の貴重な時間を無駄に過ごしてしまっている
可能性があります。それをチェックするのです。
私自身、反復練習を継続しているものがいくつかありますが、
今後、断捨離されるものも出てくるかもしれません。
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【編集後記】
今日は妻が雨の中、ハーフマラソン!
天気が良ければ応援に行けたのですが、私は息子と別の場所で遊んでいました。
夕方は来週の久米島トライアスロンに向けて、軽いジョグとスイム練習。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!