独立・起業

安易な確定拠出年金の利用は危ない

会社員を辞め、独立するために、各種手続を調べ始めています。
(会社員として働くのは、3月末までですが、籍は4月末まであります)

今後、会社を辞めて独立することを考えている方のために、
私の行動履歴を、本ブログに残しておきたいと思います。

今回は確定拠出年金(企業型)についてです。
なお、私は年金のプロではありませんので、言葉の使い方など、
正確でないところがあるかもしれません。

 

勤めている会社が確定拠出年金を導入していたら?

私が今の会社で働き始めてすぐ、会社が確定拠出年金を導入することになりました。
これは、

  • 拠出時(投資するとき)に所得控除される
  • 運用中は利益が出ても非課税
  • 給付のときは、退職金・年金扱いになる

というようなメリットがあるようです。

ただ、このようなこともあまり理解しないまま、私は何となく、確定拠出年金に入ってしまったのでした。
もう10年以上前のこととは言え、浅はかだったなぁ~と。

 

流動性が低過ぎる

その理由は流動性が低過ぎることです。
要するに、運用を止めて、使いたいときに使えないってことです。

確定拠出年金で積み立てた資産を受け取るには、

  • 加入者が(原則として)60歳になった場合(老齢給付金)
  • 加入者が高度障害になった場合(障害給付金)
  • 加入者が死亡した場合(死亡一時金)

のどれかに当てはまらなければなりません。

私自身、この確定拠出年金に入ったときは、言葉の通り「年金」として考えていましたから、
60歳になったときに、資産形成できていればいいかな、と軽く考えていました。

一方、これに入らず、退職金の前払いという形で、毎月給与と一緒にもらうこともできました。
今考えれば、毎月もらってしまい、自分で運用していた方が、
いつでも資産を自由に動かせたのに、と後悔しています。

 

退職時にワナが待っている

さらに、退職時にもワナが待っています。
会社を辞め、個人事業主になる場合には、
事実上、確定拠出年金(個人型年金)等への移換手続きを自分で行う必要があります。

「事実上」と書いたのは、確定拠出年金は脱退することが、ほぼできないからです。
脱退するための条件は、下記の通りです。

  1. 60歳未満であること
  2. 企業型年金加入者でないこと
  3. 個人型年金の加入者となれる者でないこと
  4. 障害給付金の受給権者でないこと
  5. 掛金の通算拠出期間が3年以下であること、又は資産額が50万円以下であること
  6. 最後に企業型年金加入者又は個人型年金加入者の資格を喪失した日から起算して2年を経過していないこと

この5番がくせ者です。
今の会社に14年間、勤めていますから、通算拠出期間も同じようなものです。
毎月2~3万円程度の積立を続けてきているので、50万円以下にもなりません。
ちなみに私の妻も同じ条件に引っ掛かり、転職時に脱退できずにいます。

で、個人型へ移換手続きを自分で行うことになります。
これ以上の拠出はせず、60歳になるまで運用(というより、ただの保管)するのですが、
残念ながら手数料が掛かるのです。。

手数料は金融機関によって随分異なります。
モーニングスターのサイトで比較されていました。

というわけで、これから確定拠出年金(企業型)に入るときには、
くれぐれもご注意を!
そして、既に入ってしまっていて、今後独立する方は、私と同じくガマンしましょう。。

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【編集後記】

旅行に行っている家族が、今日の夜、帰ってきます。
それまでにやることを終えないと。
張り切って、色々とやっています。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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