おはようございます。渋屋です。
診断士関連のイベント・セミナーに行くと、受験生にお会いすることが多いです。
それが診断士向けのイベント・セミナーであったとしても、です。
受験生の方は、既に合格し診断士という資格を活用している人の話を聴くことによって、
辛い受験勉強へのモチベーションを上げたり、具体的な勉強方法を聴いたりと、
目的を持って参加されているようです。
このところ、診断士を目指したいという方から勉強法を尋ねられることが何度かありました。
せっかくなので、本ブログでも書いてみたいと思います。
全体を繰り返す。そのためにはスピード重視。
診断士の1次試験は7科目。他の士業試験にはないほど、試験範囲が多岐に渡っています。
診断士は、他の士業(専門家)と異なり、専門家をつなぐゼネラリストの役割なので、当然ですね。
それだけ多岐に渡るものを、ゆっくり丁寧に1度勉強しただけでは記憶に残りません。
当然、試験にも対応できなくなってしまいます。
試験の鉄則だと思いますが、超難問を正解するよりも、
他の受験生が正解する問題を取りこぼさないことの方が大事です。
つまり、基本的な問題を短時間に確実に対応する力が求められます。
基本をしっかりと身につけるためには、とにかく繰り返しが必要です。
1日1ページをゆっくり確実に進むのではなく、
1日10ページを浅い理解でもやってしまい、それを10回繰り返す方が良いでしょう。
確実性よりもスピード重視なくらいでちょうど良いと思います。
私自身は1年目の勉強のとき、「財務・会計」がサッパリ分からず、
この1科目だけで勉強の予定が半年もオーバーしてしまいました。
当然、他の科目を学ぶ時間がなくなってしまい、初年度はあえなく撃沈したのでした。。
繰り返しに最適な勉強法
全体を素早く理解し、繰り返しながら理解を深めていくのに、私は通勤講座を活用しました。
私が受験生だった頃は、まだありませんでしたが、
今ではスマートフォンなどで、動画で学ぶことができます。
秀逸なのは、この学習マップです。
関連する知識を幹・枝葉の関係で理解できますので、知識が定着しやすいのです。
この学習マップを意識しながら問題集や過去問にチャレンジし続けると、
かなり高速な学習ができるようになるでしょう。
私は勉強1年目で「財務・会計」に苦戦したとき、ネットで彷徨って、この通勤講座を見つけたのです。
救われる思いでした。
財務・会計に最注力
1次試験、そして2次筆記試験でも重要な位置を占めるのが財務・会計です。
この科目の特徴は、努力を裏切らないことです。
自分の底力が、最も得点に反映される科目だからです。
最初から財務・会計に強い、銀行勤めの方、税理士・会計士の方が
超短期間に試験合格してしまう例が多いのは、偶然ではありません。
財務・会計を制した人が、最も合格に近付くのだと思います。
私はトータルで見ると、試験勉強の約5割を、財務・会計(事例IV)に費やしました。
今日は本当に概略を書きましたが、適宜、もう少し掘り下げていきたいと思います。
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【編集後記】
今日は『通勤講座』による「2015年合格目標! 新年キックオフ会」に参加します。
通勤講座卒業生として、軽くコメントさせて頂く予定です。
受験生の皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!