ランニング・トライアスロン

つくばマラソン体験記:練習不足を補って自己ベストを出した方法②

おはようございます。渋屋です。
昨日に引き続き、つくばマラソンの振り返りを行います。
スタートはなかなか上手く切れて、折り返し前後は少しペースを上げすぎてしまうも、
ほぼ予定通りの走り。

さて、いよいよ後半戦です。

 

脚が悲鳴を!良い選手に引っ張ってもらう

25km前後にあった給水所で、今回のレース唯一のストレッチを入れました。
時間は掛けず、屈伸を3回程度。
5分30秒/kmまでは落として良いので、ここでも脚の保存を最優先。

余談ですが、古河では30km過ぎに勝負をかけました。
それまで5分20秒くらいで走っていたのに、急に5分切りまでペースアップしたのです。
結果は敢え無く撃沈。34km頃には、6分/kmまで逆に落ちてしまったのです。

つくば後半

 

その経験もあって、急激なペースアップをしないこと。それも今回のミッションでした。
淡々と、ただ淡々と5分10~20秒/kmのペースで進んでいきます。
「う~で。お~し~り。」

しかし!30km手前で、ついにトレーニング不足の脚が悲鳴をあげ始めます。
「こら筋肉!脳が勝手に疲れた指令を出してるだけだ。まだやれる!勘違いするな!!」
騙し騙し歩を進めるも、脚がとにかく言うことをきかなくなっていきます。

ストライドも伸びないし、一歩一歩、強烈な筋肉痛が襲ってきます。
脚への負担を減らすため、ここからは一歩を小さくして、回転数を上げる走法に変更。
脚が厳しい状態で、回転数を上げると、心拍数が上がることが分かっていました。

心拍数が上がって補給が出来なくなる前に、最期のジェルを流し込みます。
本当は30kmを過ぎてからも補給をしたかったのですが、仕方ない。
ここからは根性の世界。自分に負けるな!!
「うで、おしり!」

そんなとき、非常にキレイなフォームで軽快に走る女性を見つけます。
背が高くて私と同じくらい。着いていくには最適な方でした。
どこまで一緒に行けるか分からないものの、とにかく着いていくことに決めました。

その方の背中を追うことに集中して、何とか34km地点までは大きく崩れず、
レースを続けることができました。その女性がペースアップしたのか?
単に私が崩れてきたのか?もはや着いていくことができません。

そして、ここからが長かった。。
結果的に39kmまでは、ほぼ5分30秒/kmを保てていたのですが、
脚が鉛のように重く、意識は飛びそうになります。

 

もう自分のカラダじゃないみたいに

ちょうどその頃、前を走る仲間に追いつき、声をかけました。
追い抜きはしたものの、これだけ遅くなっている私は、サックリとまた抜き返されそうです。
それも残念なので、少しでも早く進もうとします。

しかし、無残にも40kmに達する頃には、両足のどこがつってもおかしくない状態に。
小さな段差を乗り越えるだけでトドメを指してしまいそうになります。
そして実際、コース脇には脚がつった人、痛めた人が何人も転がっていました。
諦めて下を向いて歩いている人も居ます。
キツイ。本当にキツイ。あとたったの2km。よほど、前半の20kmの方がラクでした。

フォームも完全に崩れています。
心では「う~で。お~し~り。」なんですが、明らかに前腿やふくらはぎに
負担が掛かっています。もはやフォームもコントロール出来ず。。

周りのランナーにもガンガン抜かれていきます。
34kmくらいまでは抜く側だったのに。
古河ではラストスパートを仕掛けました。
でも、今の自分はこの6分超/kmのペースがラストスパートなんです。

耐えて、耐えて、耐えて、絶対に自己ベストは更新する!!
その想いだけで、遠くにあるゴールを目指します。
そして、全エネルギーを使い果たし・・・ゴール。

もはや真っ直ぐ歩くのも怪しく、柵にもたれかかって、痙攣しかかっている脚を休めます。
でも、最期までつらないで、頑張ってくれた脚。ありがとう。
おかげで自己ベスト更新できたよ。

 

自己ベスト更新の理由

今回、走り込み不足で厳しい状況だったからこそ、
自分なりに考え抜いた行動を取ることができました。

「脚を温存する」

戦略がこの1点に絞られていたからです。
そして、脚を温存するためには、そういうフォームで走り続けられる力が必要です。

  • 体幹トレーニングと動き作り(スイッチ)を継続し、
  • ストレッチで柔軟性を上げて、着地時のカラダのダメージを減らす

この2つが上手くできて、心拍数を上げなかったので、補給も追いつきました。

とは言え、今回のレースでも反省点はありました。
次回以降のレースに、しっかりそれらを活かしたいと思います。

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【編集後記】

今日は起業したてで活躍中の友人と会食予定です。
どんな話が聞けるのか、楽しみです!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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