おはようございます。渋屋です。
昨日は金沢まで出張をしてきました。
日帰りだったので、特に美味しいものを食べることもなく、
普通の1日でしたが・・・
2時間の勉強会は盛況で、多くの質問を頂きました。
なかには非常に本質的な質問を頂き、
私自身も新たな気付きを得ることができました。
やはりお客様は最高の先生です。
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さて、今日は「ビッグデータ」について書きます。
この言葉は、「クラウド」と同様に、単なるバズワードを越えて、
新聞・一般紙でも良く見受けられる言葉になってきました。
この言葉が一般的になり、情報をもっと上手く活用しようという
モメンタムが出てくるのは嬉しいことです。
会社経営に必要な要素、ヒト・モノ・カネに「情報」が追加されてから
既に長い時間が経過しています。
その一方、情報を経営に上手く活用出来ていない組織は、
まだまだ多いように思うからです。
ただ、単にビッグデータという言葉が流行ることを
手放しで喜ぶわけにもいきません。
このモメンタムを引っ張るハズのIT業界ですら、
・何でもデータを溜め込んで、
・スゴイことが出来そうな解析エンジンに放り込めば、
・経営に役立つ情報が出てくる
という、まるでビッグデータが「魔法の箱」であるかのような、
いい加減なことを吹聴しているように感じるからです。
大昔と比較して、データを貯めることに対するコストは低くなりました。
たまたま偶発的に、いままで関連のなかったデータの間に
相関関係が見つかって、何かの役に立つことはあるかもしれません。
それでも無駄にデータを貯めるには、無駄なコストが掛かります。
計算対象が多くなればなるほど、解析にかかる時間・コストは
指数関数的に増えてしまいます。
ビッグデータ云々を言う前に、量の少ないデータであったとしても、
それを上手く取り扱うスキル・情報リテラシーを上げることが
必要なのだと感じています。
四則演算も出来ない人に、
スーパーコンピュータを与えて意味があるでしょうか?
私は流行り言葉に踊らされることのないよう、
その本質を意識しながら、ビジネスパーソンの皆さまが
どう対応すれば良いのか?を示していきたいと思います。
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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