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ビッグデータ #405

おはようございます。渋屋です。

昨日は金沢まで出張をしてきました。


日帰りだったので、特に美味しいものを食べることもなく、
普通の1日でしたが・・・

2時間の勉強会は盛況で、多くの質問を頂きました。
なかには非常に本質的な質問を頂き、
私自身も新たな気付きを得ることができました。
やはりお客様は最高の先生です。


さて、今日は「ビッグデータ」について書きます。
この言葉は、「クラウド」と同様に、単なるバズワードを越えて、
新聞・一般紙でも良く見受けられる言葉になってきました。

この言葉が一般的になり、情報をもっと上手く活用しようという
モメンタムが出てくるのは嬉しいことです。

会社経営に必要な要素、ヒト・モノ・カネに「情報」が追加されてから
既に長い時間が経過しています。
その一方、情報を経営に上手く活用出来ていない組織は、
まだまだ多いように思うからです。

ただ、単にビッグデータという言葉が流行ることを
手放しで喜ぶわけにもいきません。

このモメンタムを引っ張るハズのIT業界ですら、

・何でもデータを溜め込んで、
・スゴイことが出来そうな解析エンジンに放り込めば、
・経営に役立つ情報が出てくる

という、まるでビッグデータが「魔法の箱」であるかのような、
いい加減なことを吹聴しているように感じるからです。

大昔と比較して、データを貯めることに対するコストは低くなりました。
たまたま偶発的に、いままで関連のなかったデータの間に
相関関係が見つかって、何かの役に立つことはあるかもしれません。

それでも無駄にデータを貯めるには、無駄なコストが掛かります。
計算対象が多くなればなるほど、解析にかかる時間・コストは
指数関数的に増えてしまいます。

ビッグデータ云々を言う前に、量の少ないデータであったとしても、
それを上手く取り扱うスキル・情報リテラシーを上げることが
必要なのだと感じています。

四則演算も出来ない人に、
スーパーコンピュータを与えて意味があるでしょうか?

私は流行り言葉に踊らされることのないよう、
その本質を意識しながら、ビジネスパーソンの皆さまが
どう対応すれば良いのか?を示していきたいと思います。

今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!

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