こんにちは、渋屋です。
夏休み明けで仕事再開しています。
仕事を難しくする人たち
日々仕事をしていると、一定の割合で、私にとっては「困った人」が現れます。この一定の割合というのが結構高くて、3人に1人は居るようです。「困った人」というのは、仕事を難しくする人です。1つ1つの仕事を定義し、ドキュメント化していきます。このようなケースでは、この業務フロー。あっちのケースでは、この役割分担で、この業務フロー。というように。
1つ1つの仕事に、まるで保険の約款のような細かい決まりがなされていきます。
しかし残念ながら、私の記憶力では全く追いつくことができません。おそらく多くの方が、覚えて、判断できるようにして、日々の業務に落とし込むことはできないのではないでしょうか。
それでも、各部門・チームからは頻繁に、難しい文書がまわってくるのです。「覚えきれないから、適当でいいや」、となってしまいます。
増えるコミュニケーションコスト
そして覚えていない多くの人が集まってミーティングが行われます。しかし、大半の人が覚えていないものだから、「アレの定義はそもそも何だ?」「何でそんな業務フローになってるんだ?」「誰がそんなルール決めたんだ?」ということになり、ミーティング本来の目的が達成されないまま、ミーティングが長引いていきます。
無駄なコミュニケーションコストが増えていき、本来の目的に向かった活動が全くできない状態が続くのです。当然、その組織の生産性は上がるはずがありません。
シンプルが好き
多くの会社でこのような状況を見てきました。その結果というわけではありませんが、私は物事はシンプルが好きです。無駄に物事を難しくする必要はないと思っています。
私くらいのアタマでは、同時に覚えられることは、せいぜい3つです。それ以上は覚えられません。こちら(最強の戦略・戦術フレームワーク)でご紹介したBASiCSが好きなのも、シンプルだからです。覚えられないことは判断の材料になりませんし、結果、実践することもできません。
逆に言えば、実践できることは、シンプルなことだけです。物事をややこしく、難しくするのは、その過程は仕事をしているような気分になれますが、実践できないので成果は上がりません。
無駄に仕事を難しくしていないか?もっとシンプルにできないか?今日は自戒を込めてでした。
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【編集後記】
今日は仕事後に内藤忍さんのセミナーに参加します。内藤さんは『内藤忍の資産設計塾』が出た頃からお世話になっているので、既に10年は存知上げているのですが、お会いするのは初めて。楽しみです!
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!