こんばんは、渋屋です。
昨日は、通勤講座の診断士の会に参加してきました。
「実例に学ぶ、30代の独立・50代の独立 ~独立のタイミングと今からできること~」というお題で、日頃からお世話になっている平井さん・酒井さんが登壇されました。
平井さん・酒井さん、それに通勤講座を運営しているKIYOラーニングさんとは、共著の本を出させて頂いています。
この診断士の会を含め、様々な活動でご一緒させて頂いているのです。
今日は、最初に登壇された酒井さんのお話から、印象的だったことを。
診断士が助言・アドバイスに徹した時点で「終わっている」のかも
中小企業診断士を含む経営コンサルタントが利用される1つの理由は、それが第三者だからです。
第三者の立場から、冷静に企業の状態を判断し、アドバイスできるからです。
当事者になってしまうと、どうしても冷静な判断が難しくなってしまうからです。
「人のことならすぐに分かるし判断できるのに、自分のこととなると分からないし判断できない。」
というのは、その典型的なパターンでしょう。
しかし、だからと言って第三者の立場にこだわりすぎてしまうと、お客様に認めてもらうことができません。
つまり、仕事をとれません。
どういうことでしょうか?
冷静な判断とアドバイスがあったとしても、
何かを即時に実行できるほど、中小企業には人材リソースのゆとりがありません。
例えば、「こんな感じのキャッチコピーで、新たなホームページを構築してみては?」というアドバイスがあったとしても、それを実行出来ないのです。
既に居る社員は、皆なんらかの仕事で忙しく動いているのです。
そのときに、「リソースは何とかして下さい」で終えてしまうのかどうか?
終えてしまっては、少なくとも社長は満足しないと思います。
中小企業診断士は「経営の分かるサービス業」
このときに、もう一歩踏み込んで、自分に出来ることをやるかどうか?
- キャッチコピーを書く(書ける人を紹介する)
- ホームページを構築する(構築できる人を紹介する)
などです。
「経営コンサルが実務をやってどうするの?」という声が聞こえてきそうです。
ただ、少なくともそこまで一緒にやりますよ!
という姿勢を見せることが、社長とともに「当事者」になることではないか、と思います。
実際に、実務まで踏み込んでいる診断士は、数多くいらっしゃいます。
中小企業の社長にご満足頂くというのは、そういうことなのかも、と思いました。
経営の知識を持つ専門職でありつつも、その知識を活かした、あくまでも「サービス業」なのです。
コンサルが第三者の立場に固執すると、社長は一歩目を踏み出せないかもしれません。
一緒に当事者になってくれたら、最初の一歩目を踏み出せるかもしれません。
視点は第三者として冷静に、広く持ちつつ。
行動は当事者として社長と二人三脚。
こういう覚悟を持てるかどうか?が、
中小企業診断士として独立して上手く行くかどうかの分水嶺なのでは?と感じました。
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【編集後記】
今日は息子を連れて近所のプールに。
腰痛にも良いリハビリになったかもしれません。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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