こんにちは、渋屋です。
昨日、香港・マカオより日本に帰ってきました。たった3泊4日の視察でしたが、恵まれた仲間と行きましたので、感じたこと・得られたことが多々ありました。帰りの飛行機では、その仲間の一人に勧められた本を読みながら帰ってきました。
つい先ほどまでいた香港の街並を思い出しながら読んでいると、特に最後の方はゾクゾクしてきました。ちなみにこれが九龍側から見た香港島の夜景です。
さて、マカオでひょんなことから、カジノの運営者から話を聞くことができました。今回はそれで感じたことを。
ゲームに遊ばれる人
そのカジノ運営者が、「カジノは運営するもので、遊ぶものじゃない」と仰られていたのが印象的です。
ここでわざわざ書くことでもないかもしれませんが、カジノ運営で利益が上がっているということは、遊ぶ側の人は統計的には損をしています。だから、運営側に立って利益を享受するのは良いけど、遊ぶ側に立って搾取されるものじゃない、ということなのでしょう。
この点については私も強く同感しました。
私は昔からパチンコ・競馬などを一切やらないのですが、同じ理由です。統計的に見て、負けると分かっているところで勝負しても意味がないからです。(10年以上前に、経験のためと思って、それぞれ1度だけやったことがあります)
2年前に出張でラスベガスに行ったときも、今回のマカオでも、1ドルもカジノに使いませんでした。経験という意味では、1度くらいやっても良かったのかもしれませんが、性格的に、負けると分かっている勝負に熱くなれないんですよね。。
今回、カジノ運営の話を聞いて、もう1つ感じたことは、運営側は広く・深く仕組みを考えているということです。
マカオのように税収の7割・8割がカジノという国(正確には特別行政区)にとっては、カジノの運営が国の運命を握っています。その運営者は能力も権力(お金・人・情報)も持っていて当然でしょう。そのような人達が金融工学・心理学・マーケティングなどを駆使した仕組みで、カジノは運営されています。
ますます、気楽に行って、何も考えずに賭けるモンじゃない、と思ってしまいました。
しかし、実際には遊ぶ人がワンサカいます。
仕組みを作る側になる
今回のお話を聞いて、改めて感じたことは、「仕組みを作る側になりたい」ということです。
ゲームのルールを自分で決めて、運営する側になるということです。
カジノは1つの例であって、他のことでも同様です。
会員組織を作る側、会員になる側。
セミナーで講師になる側、聴講者になる側。
全てのことで仕組みを作る側になるのは不可能で、参加者側になる機会も当然あるでしょう。
常に、「今、自分はどっち側に立っているか?」を意識することが大切なんだろうな、と感じたのでした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
今日、実家に帰っている妻と息子が戻ってきます。半日も一緒に居られませんでしたが、最後の最後くらい、ゴールデンウィークらしいことが出来ると良いな、と。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!