こんばんは、渋屋です。
今日はサムライインキュベートさんが主催のイベント「Samurai Venture Summit 9」へ行ってきました。
サムライインキュベート代表の榊原さんが「大人の学園祭」と仰るだけあり、凄まじい熱気でした!
しかし、学園祭と言っても、それは楽しむだけのものではありません。
「ベンチャーの祭典」だけあって、それはそれは中身が濃くて、脳ミソが刺激を受け、攪拌され続けた1日でした。
大企業とコラボレーションするチカラ
皆様と共有したいことは山ほどあるのですが、その中から、印象に強く残ったことを1つ紹介します。
それはスタートアップのベンチャーだけでなく、中小企業含めてだと思いますが、大企業とコラボレーションすることを検討すると良い、ということです。理由は色々あります。
- 大企業は新しいネタを探し続けている
大企業はコアとなる事業、スキル、ノウハウが存在して、ここまで大きくなってきました。
しかし、「イノベーションのジレンマ」として有名なように、新しいマーケット、新しい技術に参入するのが、どうしても遅れがちです。日本の大企業の場合、意思決定の遅さが「イノベーションのジレンマ」に拍車をかけているようにも思えます。さらにもうずっと前から大企業である場合、今の経営陣・マネージャ層には、新規事業を立ち上げた経験のある人材が稀です。
つまり、大企業には新規事業を立ち上げることが、事実上、できなくなっているのです。
とは言え、現状の事業に頼り続けるだけでは、徐々に市場は小さくしぼみ、会社全体が危機に陥っていきます。液晶に拘り続けて、他の事業を育てられていないシャープが、1つの例です。何もしないままでは、市場から撤退を余儀なくされてしまう。そういう危機感が大企業にもあり、新しいネタを探し続けています。そんなとき、スタートアップの存在が光って見えるのです。
- 大企業はテストマーケティング、人材育成の良いプラットフォーム
大企業には、何らかのプラットフォームが既に存在しています。例えばドコモには、ケータイを利用する顧客基盤が既に存在しています。スタートアップや中小企業が、大企業とコラボレーションすることによって、自社の商品のテストマーケティングを行うことができるのです。特にスタートアップは、まだ自社の顧客基盤がないわけですから、顧客の反応を得られる手段があるのは、非常に有益です。
このとき、大企業には何らかのメリットを与えなければなりません。大企業側が持っていない商品を自社の商品で埋めるなど、提案が必要です。
また、大企業が持っているノウハウを活かして、人材育成を行うことも可能でしょう。自社が少ない人数をチマチマと実践教育するよりも、大企業が既にもっているノウハウをインプットすることで、人材育成・支援をスムーズに行うことができます。
スタートアップや中小企業は、このように大企業とコラボすることによってメリットを得られます。繰り返しになりますが、大企業側にもメリットを感じてもらえるように上手くコラボするチカラが、求められているのではないか?と感じました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
本当に衝撃的な一日でした。まだアタマがギンギンに冴えているのが分かります。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!