こんばんは、渋屋です。
昨日の記事(テクノロジーの前に求められる倫理)では、技術の進歩が早くなってきているので、それに伴って私たちの倫理観もアップデートが必要なのでは?ということを書きました。
モノ作りの変化が知財に悪影響を及ぼす可能性
今日はガートナーが発表した企業戦略やIT戦略に影響を及ぼす10の展望(参考記事)の2つ目からです。
ガートナーは、2つ目の展望として、
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2018年までに、3Dプリンティングを利用した模倣や偽造によって、全世界で年間1000億米ドル相当の知的財産の損失が生じるだろう
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と言っています。
3Dプリンタの登場によって、今までより圧倒的に簡単・安価にモノが作れるようになりました。
つまり、模倣や偽造も簡単になるのです。
知財を守る技術に期待
それによって、知財の損失が発生するという展望です。
技術の進歩には、このような裏の面が現れてしまうことがあるでしょう。
ただ、私は同時に別の技術が進歩することに期待したいと思います。
この例で言えば、模倣や偽造を防ぐような技術です。
ブランドを守るという意味では、そのモノが本当にそのブランドなのかどうか?確認できる技術が生まれてくると思います。
物理的なものであれば、お金(特に紙幣)でそのような技術が洗練されてきました。
同様に、モノが本物であるかどうか?を確認できるようになると思います。
問題はむしろ、ブランド品以外にあるでしょう。
そこそこの品質で、安い方が良い、と考えている人達には、本物かどうか?は関係ありませんので。
そのような環境で、知的財産の損失に繋がるような模倣・偽造をどう防ぐのでしょうか?
新たなビジネスチャンス
私には全く想像もつきませんが、だからこそ、ビジネスチャンスもあるのでは?と感じています。
新たに発生する大きな問題に対して、素晴らしいアイデア・技術が登場して、世界がより良い方向に進むことを期待しています。
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【編集後記】
久しぶりにランニングをしました。寒くなく、ちょうど良い季節です。
息子のスイミング、新しい級に進級したためか、上手くなっていました。私も負けられないですね。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!