おはようございます。渋屋です。
昨日の記事(直接の会話と、SNSの関係)に関連して、今日はリアルとネットの関係についてです。
■リアルが主、ネットが副の時代の終焉
ずいぶん前、ネットはあくまでもオマケのような位置づけの時代がありました。
リアル店舗のお店が、ついでにホームページでもモノを売る。そんな時代です。
アマゾンが日本上陸した頃、
「ネットで本なんか買わない。ネットでお金のやりとりするわけが無い」
という意見が大勢だったと記憶しています。
今や、アマゾンでは本だけでなく、様々なものが、普通に買われるようになりました。
そして、リアル店舗でしか商売をしていないお店であっても、お店のコンセプトや地図、商品・サービスの紹介をホームページ上で行うことは、今や一般的になりました。
リアル店舗は、お客様に見つけて頂くために、検索に引っ掛かることが重要だからです。
つまり、リアルが主体、ネットは副という時代は、完全に終わりを告げたと感じるのです。
■リアルとネットのコンビネーション
今はリアルとネットを組み合わせて、ビジネスを考えることが必要でしょう。
リアルとネットを分けて考えるのではなく、同時に考えるということです。
アマゾンは、ネットでモノを売るだけでなく、リアルな世界での物流に革命を起こしています。
「朝ポチった商品が、夜ポストに届いている」ことに価値を感じて、アマゾンから買う人もいるでしょう。
その倉庫・物流があるから、多くの会社がアマゾンで出品しています。
アマゾンは、決してネットだけの会社ではなく、リアルとネットを上手く組み合わせているのです。
アップルも組み合わせの上手な会社です。
アップルストアは店舗というよりも、ショールームに近いと感じませんか?
そこでは物を売るというよりも、お客様に「体験」をして頂く場を作っているように感じます。
買って頂くのはアップルストアでなくとも良く、量販店でも良いのです。
そしてアップルの製品を買った多くの方が、iTunes(ネット)で何かを購入するのです。
ネットの世界から生まれたブロガーも、リアルな場でのオフ会やトークイベント等を通じて、その存在感を高めています。
決して、ネットだけに住みつく人ではなく、リアルとネットを組み合わせています。
私の知る、小規模事業の経営者、個人事業主で高いパフォーマンスを上げている方々も同様です。
■どちらかに偏っていませんか?
長く事業を続けていると、活動がリアルとネットのどちらかに偏っていることが多いと思います。
一度、俯瞰的に事業を見つめ、リアルとネットのコンビネーションを作り出せるように、ビジネスモデルやオペレーションを再検討してみてはいかがでしょうか。
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【編集後記】
昨日は、仕事後にとあるセミナーに参加。
少人数だったので、聞きたいことも質問しやすく、マクロな視点が少し身につきました。
帰宅時には、偶然知人と遭遇。楽しいお話しをしながら深夜帰宅となりました。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!