おはようございます。渋屋です。
昨日の記事(IT活用の第一歩はアナログ情報のデータ化)では、まず名刺から
データ化をはじめることで、ITを活用する力を上げていきましょう、という話でした。
今日は、ある意味、もっと緩い事例です。
私自身、「そんなことあるのかいな」と驚いた事例です。
整理・整頓・記録だけで利益を上げた工事屋さん
私が以前、お世話になったことのある空調関係工事の社長さんがいらっしゃいます。
見た目、ピシッとしたスーツを着こなす、出来るサラリーマン風の方だったので、
工事の職人さんだと聞いたときには驚きました。
立ち振る舞いの全てがスマートだったので、お話しを聞いてみたのですが、
「整理・整頓を(中途半端でなく)徹底してから業績が良くなった」
とのことでした。
ピシッとスーツを着こなしているのにも、乗ってきた車(工事用)がキレイ過ぎたのも、
そのような背景があったのです。
仕事の効率アップ、不良在庫がゼロに
「整理・整頓」をキッチリと徹底したことにより、どの部材がどこにあるのか?
あとどの位残っているのか?が明確に分かるようになったそうです。
その効果が最初に現れたのが仕事の効率。
「あれ?あの部品どこにやったっけな」
という時間がなくなったので、仕事の効率が格段に上がったそうです。
そして、それによって生まれた時間で、仕事を丁寧に仕上げる。
そりゃあ、お客様も喜ぶわけです。
次に不良在庫がゼロになったそうです。
どの部品をどれだけ消費したのか?ちゃんと記録してあるので、
枯渇しそうになれば、発注します。
逆に言えば、「何となくなくなりそうだから」という発注はしなくなったそうです。
なんだか当たり前の話ばかりで、全く面白くないのですが。。(すみません)
でも、そんな当たり前を徹底しただけで、しっかり業績が上がったのだから、
裏を返せば、他社はそんな当たり前すら徹底できていない、ということなのでしょう。
IT化とは全然関係ない話、、、と思いきや、ポイントは在庫を使った分だけ記録しているところ。
そのような業務フローがキッチリできあがっていれば、仮に会社が急拡大することになっても、
メモで行っていたことをツールでやれば良いだけなので、楽チンです。
記録をとる習慣すらない会社にツールを導入して記録をとってもらうのは、
本当に大変なのです。
アナログ・デジタルに関わらず、このような習慣は本当に大切です、という事例でした。
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【編集後記】
昨日は、やや停滞気味だった活動を一気に再加速しました。
このペースが通常の巡航速度になるように、気持ちとカラダを慣らしていかねばなりません。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!