おはようございます。渋屋です。
巷では「働き方」を変えようとする市場が盛り上がっています。
今日は、少し穿った見方かもしれませんが、その理由を分析してみます。
■盛り上がる「働き方」市場
書籍で、働き方に関するムーブメントを起こしたのは、これらの本でしょう。
リンダ・グラットン プレジデント社 2012-07-28
国や会社などの組織に依存しない、個の時代が到来する、と宣言したこの本。
皆がうすうす感じ始めていたことを見事に表現し、注目を浴びたのではないでしょうか。
ムーブメントを素早くキャッチし、ちきりんさんらしいまとめ方をした本です。
ロケットのように、2段階で働き方を考える発想は、おもしろいと感じました。
これらの本だけに限らず、「働き方」「ワークスタイル」などが注目を集めているのは確かだと思います。
そして、私が普段感じている限りでは、未だ、その勢いは衰えていません。
■「働き方」市場が盛り上がる理由
今日は、この市場が盛り上がっている理由を、少しひねくれた?方向から探ってみます。
それは、
皆、今の働き方にウンザリしているのかも
ということです。
通勤電車にこれ以上、揺られたくない、と思っているでしょうし、
子供や親の介護も必要になりそうです。
オフィスの物理的な場所に制約を受けず、働きたい。
時間だって、いつ働くのも自由になりたい。
色々な制約に固められてしまっている現状を、皆、打破したいと思っている
のだと思います。
だから、働き方を変えましょう!と声をかけると、皆、興味を持って集まるのでしょう。
しかし、個々人が自分の働き方を何とかしたいと考えているだけなので、組織で稟議を通せるほどの説得力はありません。
結果として、興味はもっている人が多いものの、実際の変革に入れないのです。
■ギャップに着目
昨日の記事にも書きましたようにギャップのあるところには、ビジネスチャンスが生まれます。
個々人の希望・要望を、組織のメリットとリンクさせることが出来たなら、働き方の変革は進んでいくことでしょう。
働き方を変えるときに最初に必要なのはITツールだとは限りません。
(IT屋さんが行くと、すぐツールの話になりがちです)
顧客視点に立って、個人も組織もメリットを感じられるような提案をしてみてはいかがでしょうか。
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【編集後記】
今日は仕事後、楽しみな勉強会に参加予定です。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!