IT・システム関連

データという名の新しい通貨

こんにちは。渋屋です。

 

新しい通貨が生まれつつあるのをご存知でしょうか?

「データ」です。

 

■データの活用例

データの活用事例が増えています。

 

動きの活発な分野の1つがマーケティング。

購買履歴やWebサイト上でのユーザ行動履歴(どのページをクリックしたか?など)を活用して、オススメ商品をリコメンドするのは、もはや一般的になりました。

 

車の動きから渋滞を把握し、信号の動きをコントロールする。

車のワイパーの動きから天気を把握する。

子どものソーシャルネットワーク利用状況から、いじめを発見する。

 

このようなことは遠い未来の話ではなく、今すでに実現している・しようとしていることです。

 

元となるデータは今までもありました。

しかし、これらのデータが「通貨」と言って良いほど価値を持ち、流通し始めているのには理由があります。

 

■データを取り巻く環境

以前から、データを有効活用することは実施されてきました。

なぜ、最近になってデータが通貨と言えるほどの価値を持ってきたか?と言えば、データを収集すること・データを分析/解析することが簡単になってきているからです。

 

私が今どこにいるか?はケータイ電波やGPSで分かるようになりました。

電子マネーの普及によって、誰がどこで何を買い物しているのか?が簡単に分かるようになりました。

 

センサー技術の向上によって、データ収集は簡単になりました。

電力計がスマートメーターになり、詳細なデータがリアルタイムに収集できるようになりました。

ウェアラブルデバイスの登場で、私たちのカラダが持つデータ、私たちの行動が生み出すデータも爆発的に増えていくことでしょう。

 

データ分析については、身近なExcelがバージョンアップのたびに機能アップしています。

クラウドを活用することで、莫大な投資をせずとも、膨大なデータ分析を行うことができるようになりました。

 

そしてオープンデータについて書かないわけにはいきません。

公共データを公開する方向に、世の中は進んでいます。

プライバシーを保ちながらも、データを流通させることによって、そこに価値を見出す人が現れます。

 

行政が抱えていたデータをオープンにして、有効活用することにより生まれる市場規模は1兆2,000億円、経済波及効果が5兆5,000億円と言われています。(こちらのサイト参照)

 

総務省のページにオープンデータに関する記事が増えてきているのも、このような背景によるものです。

 

■データを取り巻く経済圏

データを収集する仕組みを作ること。

収集されたデータを流通させること。

データを価値ある形に変え、販売すること。

データの価値を享受し、ビジネスを加速させること。

 

これらの活動が新たな経済圏を生みつつあります。

 

情報はヒト・モノ・カネに加えて重要な経営資源の1つだ、と言われて久しいです。

経営だけでなく、社会問題すら解決する可能性を占めるデータですが、その価値を活かすかどうか?は、その人が持つリテラシーに依存するでしょう。

お金を活かすも振り回されるも、その人が持つリテラシーであることと同様、データも通貨と同じような特性があると言えますね。

 

引き続き、「データ」に注目していきます。

 

■終わりに

昨日は仲間達で都内(神田→スカイツリー→お台場→東京タワー→神田)32kmをゆっくりとRUN。

走っているときは何ともなかったのですが、思った以上に脚の疲れが残ってます。。。

 

【昨日のトレーニング】

・体幹トレーニング・・・スイッチレベル1.5

・ストレッチ・・・○

・RUN・・・32km/4~5時間かけてゆっくりと

次回、フルマラソン(古河)まで、あと32日。

 

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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