「エンジニア＝起業家」の方程式

■自分のアイデアを、そのまま形に

事業のアイデアは、具体的な人を思い浮かべ、その人が困っていることを解決するために必要なことを考えることで出てきます。

例えば、クラウドで請求書・見積書の管理や印刷・郵送まで行ってくれるmisocaは、代表の豊吉さん自身が、個人事業主として困っていたことを解決するために作り出されたサービスです。

個人事業主や、少人数の企業の場合には、請求書の印刷や郵送などの事務作業は、人手が足りないので負担が大きいのです。事務作業の負担が大きくなり過ぎて、本業の活動がおろそかになってしまっては、本末転倒です。

同じように困っていた個人事業主は多いようで、サービス開始以来、顧客が増えている模様です。

このように具体的な人が困っていることを解決しようとすると、アイデアが出てくることと思います。

このアイデアを事業にするためのやり方も、この本には書いてありました。

■小さくはじめるには、自分で作れるのが一番

ただ、せっかく良いアイデアが浮かんでも、それをサービスとして始めるためには、やらなければならないことがたくさんあります。その代表例がホームページを作ること。

上でご紹介したmisocaもWeb（クラウド）サービスです。ホームページが無ければ機能しません。

新たに事業を始めるには、ホームページから始めるのが現実的です。

飲食店など、実店舗を構えなければ意味が無い業種は別ですが、ネットで出来ることであれば、ネットで始めるのが投資額も小さくてすみます。

実店舗を構えるようなケースでも、顧客に見つけてもらうためには、ホームページやブログ・メルマガなど、ネットの力を活用する必要があるでしょう。

その際、ホームページやWebサービスを自分で作れれば、投資額を最小化することが出来ます。

そのため、事業の方向性を変えるときにも、自分の意思で行うことが出来ます。

misocaを運営するスタンドファームも、当初はイベント管理サービスの提供を目指していました。

ところが同じようなサービスに参入してくる大手があり、イベント管理サービスは他社へ売却することになります。

そして、misocaを立ち上げることになるのです。

代表の豊吉さん自身が、開発言語Rubyの技術者ですから、方向転換が自由に出来たのでしょう。

システム開発を外注していたら、ここまで自由は利かなかったかもしれません。

システム開発できるエンジニアは、起業家に近いポジションに居る

というのは、このような理由です。

■エンジニアなら皆オッケーなわけでもない

言うまでも無いことですが、エンジニアであれば誰でも良いわけではありません。

アイデアを出すためには、常に周りを観る必要があるでしょう。

エンジニア以外の方との交流が必要ですね。

それから、事業を立ち上げようと思うと、営業・会計・法務などの知識も必要になってきます。

この辺りは専門家を上手く活用すると良いでしょう。

（今回の記事のメインではないので、詳細は割愛します）

何れにせよ、システムが作れるというのは、エンジニアの皆さんが考えている以上に、強烈な強みです。

せっかくの強みを活かしていきましょう。

起業しなくとも、会社員としてでも、出来ることは数多くあるはずです。

■終わりに

この週末は妻の体調不良、雪のため、家族とゆっくり過ごしました。

２日間、家族と一緒に居たのは久しぶりでしたが、このような時間は家族のためにも、私のためにも必要ですね。

【昨日のトレーニング】

・体幹トレーニング･･･スイッチレベル1.5

・ストレッチ･･･○

・RUN･･･15km/１時間24分

雪を避け、数ヶ月振りにジムのランニングマシンでペース走（5分40秒ペース）。

慣れないランニングマシンだったためか、足の裏に水ぶくれが。。。

次回、フルマラソン（古河）まで、あと34日。

今日も素晴らしい１日になります。感謝！！