「徹底的に頑張らない」「暑さ対策を最優先」で臨んだ、皆生トライアスロン。
スイムを終えて、バイクに入りました。

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タフなバイクコース
皆生のバイクコースは、かなり厳しいです。
(公式サイトより抜粋)
距離は 140km。ロングとしては、やや短め。
ただし、獲得標高は私のデータで 1700メートル弱。
(2回走って、どちらもほぼ同じ数字です)
- 宮古島:距離 123km+獲得標高 約900m
- 五島:距離 160km+獲得標高 約1600mくらい?
(私が走ったときは 180kmだったので、推測です) - 佐渡:距離 190km+獲得標高 約1500m
- IMみなみ北海道:距離 180.2km+獲得標高 約1400m
他のロングと比べて、距離は短めですが、獲得標高は最高。
つまり登りが多いことを示しています。

特に 40km~50kmの区間(赤い四角で囲った範囲)は、10km 近く登りっぱなしになります。
長い登りがあると言われる佐渡(Z坂・大野亀・小木の坂など)でも、2~3kmの登りなので、やはり皆生のバイクコースは特段厳しいです。
事前に登れる練習をしておきましょう。
私は 6月に THE PEAKSに出た関係で、偶然ながら登り対策が出来ていたのが良かったようです。
ここで脚を使い過ぎないように。
まだ前半ですから、のんびり走るくらいで丁度良いと思います。
(5月に参加したバイクカーニバル)
普段のロングに比べると、ロードバイクの割合が高かったように感じます。
登りがキツいので、敢えてトライアスロンバイクではなく、ロードを選んでいる人も多いのでしょう。
かつ、暑さも最高レベル。
もちろん当日の天気によりますが、皆生か佐渡が最も暑いでしょう。
どう考えても、皆生のバイクは厳しいです。
バイク戦術
「徹底的に頑張らない」「暑さ対策を最優先」
スイムは無事にのんびりを徹底しました。
バイクも徹底的に頑張りません(笑)
具体的には、平坦は 150w(約2.5倍:Z3の下限)・登りは 180w(約3倍:Z4の下限)までにパワーを制限。
ゾーン4(Z4)に長時間滞在すると、持久力が持ちません。

下りに入ったら初速までつけて、後は脚を止めてエアロな姿勢を維持するのみ。
ただし、登りに入る手前の下りは勢いをつけるために回す。
心拍数がゾーン4(L4)に入ったら、パワー・スピードを落としてでも休むことを優先。
潰れないこと・熱中症にならないことが大事。
そして暑さ対策。
常にウェアを濡れた状態に保つ。乾く前に水を被る。
そのためにエイドでは、水ボトルを必ずもらう。
通常ドリンクに ACTIVIKE グランフォンドウォーター(パラチノース)と経口補水パウダーを入れて、糖質(エネルギー)とミネラルを補給。
10km毎に ACTIVIKE スピードジェル(グルコースとフルクトース)を摂取。
さらに 2ヶ所のエイドで完全に止まって、経口補水パウダーを1本丸飲み。
あとはエイドで食べたいものがあったら、追加で食べて変化をつける。
普段と違う・・
さて、私のレースは。
最初の 20kmは、特に徹底的に踏まないように意識しました。
丁度良いペースの人がいたら、無理に抜かずに後ろに着く(ドラフトゾーンを維持して)。トルクをかけるのではなく、肩甲骨・骨盤の動きからペダリングするように。
偶然、5月のバイクカーニバル時に知り合った方も近くを走っていて、軽く会話するなど。
今回の皆生は、普段のレース展開と異なりました。
普段は登りで抜いて、平坦・下りで抜かれるのですが、むしろ逆でした。
登りを 180wまでに抑えているので、ガンガン抜かれていきます。
(それでもバイク終盤は、周りが垂れてきたので、抜かれなくなりましたが)
逆に平坦は 150wまでしか出していないのに、なぜか抜ける。
足を止めている下りですら、抜けることもありました。
良く見ると、抜ける人たちはロードバイク。
私はトライアスロンバイクですから、やはり単独走ではエアロ効果が異なるようです。
私の軽い体重(58kgくらい)で下りで抜けるのですから。

皆生は登りが多いですが、今回、バイクの重さはそこまで感じなかったので、次回出ることがあったとしても、トライアスロンバイクで出るでしょう。
折り返しとなる中山エイド(93km)を過ぎてから、次々と仲間たちとすれ違います。
今のところ、仲間内では先頭にいる様子。
声をかけ合って、お互いを応援。
仲間の位置を確認し、3回通る場所を通過したら、後はゴールに向かうのみ。
ちなみに皆生のコースは
- 地下道を押して通る場所(30km地点くらい)
- 信号ストップ(各所)
があります。
Aタイプのトップ選手通過後、1時間だけ交通規制が入ります。
が、私のような凡人が恩恵を受けられるのは、バイクスタート直後くらいです。
ゴールに向かう途中、何度も信号に捕まりました。
「休憩時間ができた」とポジティブに捉え、補給や水被りをしっかりと。
信号が変わった直後に踏み過ぎないよう注意。
さすがに終盤、やや疲れを感じました。
左の内腿に攣りそうな気配が。明らかに練習不足です。
それから身体に熱が籠りはじめているのを感じました。
徹底的に対策したとは言え、5~6時間も炎天下にいますからね。
一応、無事にバイクゴール。
- バイク:5時間46分8秒(267位/完走617人)
トランジション(T1)が遅かったこともありますが、やはりバイクが遅い。
ただ、これは結果論で、データを見てる今、感じていることです。
このレースは完走目標なので、熱中症にもならず、大きく崩れることもなく、ここまで辿り着けているので OK!という感覚でした。
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