ラン

なぜ Beyond は上手くいったのか?

撃沈上等!で突っ込んだ Beyondでしたが、考え得るなかで最高の結果となりました。

撃沈上等!Beyond 2022、自己ベストへの挑戦久しぶりの更新になってしまいました。 昨日、フルマラソンの大会に出てきました。 自己ベストを更新するための大会、Beyondです。 ...

何をどう考えても、今の私には、あれ以上を出すことは出来ませんでした。
そういう意味では、100%上手くいったレースと言えます。

なぜ上手くいったのか?振り返って記録を残しておこうと思います。

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なぜ100%のパフォーマンスを発揮できたのか?
考えられるものを列挙しておきます。

距離・時間を積んでいた

10kmで早々に疲れを感じ始めていた割に、最後までギリギリ粘ることができたのは、距離・時間を積んでいたからだと思います。

11月に参加した、南伊豆町みちくさウルトラマラソン。

初ウルトラ:南伊豆町みちくさ体験記(スタートまで)南伊豆町みちくさウルトラマラソン(100km)に参加してきました。 <スポンサードリンク> (adsbygoog...

それ以降も週末のトレランを中心に長めの距離・時間を、のんびりではありますが、走っていました。

逆に言えば、インターバル走やペース走などはできておらず、これ以上のスピードは出せなかったです。

心拍はバイクで追い込んでいた

レース中盤で、早くも心拍数が 160bpmに達していました。
心拍ゾーンで言えば、L4(149~153)、L5(154以上)なので、フルマラソンの強度としては、完全にアウトです。

(Beyondの結果、最大心拍数、実はもう少し高いのでは・・?と)

ゆるジョグしかしていなかった割に耐えられたのは、たぶんバイク練習のおかげです。
ランで低強度、長時間の運動をしていた一方、最近のバイクは高強度・短時間のトレーニングが中心でした。

FTP より少し下の強度、つまり SST(スイートスポットトレーニング)の強度を中心に、L5 ~ L7 まで、バイクでは追い込むトレーニングもやっていました。
近所の周回コースもアップダウンを活かして、高強度になります。

(近所の周回コースを回ったときのログ)

たぶん、このバイク練習がなかったら、心拍が高い状態を維持し続けることは出来なかったでしょう。
脚にかける負担を少なくしながら、心拍を追いこめたので、良いクロストレーニングになっていました。

トライアスリートの場合、種目単体で考えるよりも、3種目を通じてトレーニングを計画するのが良さそうです。
今後、ランもレベルアップを狙いたいと思っていますが、やはりクロストレーニングで強化していこうと考えています。

補給を全部採った

そしてレース中。
予定していた補給をキッチリ採りました。
ただ、タイミングは少しずらしました。

スタート前は、アミノショットの赤と青を両方。
トライアスロンのレース前に配られることがあり、良い感じだったので今回も同じに。

当初の予定では、10km、20km、30km、35kmで採ろうと考えていました。
小さいポーチに 4つだけジェルを持参。
ただ、甘いものが口の中に残り続けるのが嫌で、実際には給水所が見えたら採って、すぐに口をゆすぎつつ飲みました。

口を閉められるタイプのジェルは、3回ほどに分けて飲みました。
お腹にモノが溜まるのが嫌なのと、血糖値が急に上がるのを防ぐためです。

このピットインは 2つ持っていました。
Beyond は、1周ごとに給水が2カ所あるので、このピットイン 1つで 1.5週。

あとはパラチノースの Challenger(チャレンジャー)パワーリキッドを 2つ。
これは開けたら1回で飲み切らないといけません。
ピットインを飲み終えてから、最低1周してから飲みました。

30kmを過ぎたら苦しくて飲めなくなるのが分かっていたので、予定よりも全体的に少し早く。最後に飲んだのが、たぶん 30~35km だったと思います。

おかげで、エネルギー切れは感じませんでした。

なお、ゴール後は元々持参していたプロテインを摂取。
そして配られた「俺は摂取す」を飲みまして、さらに焼肉をガッツリと食べました(笑)

翌日もプロテインを飲み、いつもより多めにエネルギーを摂取して回復に努めています。

集団の力を最大限利用した

今回、Beyondでなかったら、このタイムは出せませんでした。
物理的にも精神的にも、集団の力は大きかったです。

まずは物理的な方。
ペースを一定に刻んでくれることの効果は大きかったです。
自分ひとりだと、つい突っ込み過ぎたり、タレたりしてしまいがち。
今回はひたすらペーサーに着いていくだけでしたので、笑えるほど一定ペースです。

  • 10km: 49分30秒
  • 20km: 49分30秒
  • 30km: 49分16秒
  • 40km: 49分22秒

ただ着いていくだけで良い効果は、計りきれません。
他のレースだと狙っているペースで走っているランナーを探すだけで一苦労ですから。
やっと見つけても、ペースが乱れたり。

そしてレース後半、かなり風が強くなるシーンがありました。
ペーサー達が壁を作ってくれて、かつ集団の密度を上げて走りました。
これによって風を直接受けずに済み、エネルギー消費を減らせたのは間違いありません。

バイクと一緒で、スピードが上がるほど、風の抵抗は強くなりますから、今後のレースでも周りの人を上手く使って走りたいものです。

もう1つは、精神面。
遅れそうになったランナーに声をかけてくれたり、引き上げたりしてくれました。
(私も救われたひとりです)
要所要所で声をかけてくれて、ひとりでは出し切れない力を出すことができました。

総論と今後

ピーキングなどをせず「普段通りの自分」のまま、最高の結果を出すことができました。
ただ、冒頭に書きましたように、全てがたまたま上手くいった結果だとも考えています。

レースでは想定外のことも起こります。
今回は、気温が私にとってはベストな条件でした。
暑くなったときには腕まくりをして、寒くなったら袖を伸ばして手袋をつける。
この繰り返しで、ずっとちょうど良い気温でした。

でも、実際には暑かったり寒かったり。
あるいは雨が降ったりすることもあるでしょう。

年に数回しかないチャンスですから、そこで記録を伸ばしていくためには、こういう悪条件のときでも戦えるように、実力を伸ばしていくしかありません。
まずは、3時間20分(キロ 4分40秒ペースくらい)を狙えるように、トレーニングを変えていきます。

コーチから言われたのは、LTペースより少し上(キロ 4分30~40秒)ペースで 2km*3回やること。
週に1回程度で良いから、そういう刺激を入れることで、ペースが上がりやすくなりますよと。

近所に信号で止まらずに走り続けられる良いコースが無いのですが、もう少しコースを開拓して、刺激入れをやっていこうと思います。

今回のレースは、キロ 4分55秒ペースくらいでした。
Beyondほど好条件のレースはそうありませんので、実力的にはキロ20秒上げないと、3時間20分は達成できないでしょう。
今のLTペース(4分40秒)を、4分20秒くらいまで引き上げたいと思います。

お読み頂きありがとうございました。
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