市民レースの中止が相次いでいます。
東京マラソンを筆頭に各地のレースが。
宮古島トライアスロンも中止。
トレイルではUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)も中止。
ことごとくレースが中止になっています。
私自身、本来なら今月に古河はなももマラソンを走る予定でした。
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レース中止の無念
レースに向けてトレーニングしてきて、中止。
トレーニングを積み、記録が出せそうなコンディションをつくり上げた人ほど、無念に感じていらっしゃるでしょう。
「いったい何のためにトレーニングしてきたのだ?」
「もうこんなベストコンディション、再現できない」
「年齢的にも自己ベストを狙えるラストチャンスだった」
その気持ちは、痛いほど分かります。
我が家も、私は自己ベストには程遠い状態でしたが、妻は自己ベストを狙えそうなコンディションでした。
初のサブ3.5を達成するチャンスを逃したので、彼女は相当、無念でしょう。
走る楽しみを思い出す
その一方で、私たち市民ランナー・トライアスリートが原点に立ち返る、良い機会なのかも?と考えています。
今はガチの人たちも、最初からそうだったわけではないでしょう。
多くの人は、「健康のため」とか、「ちょっと仲間に誘われたから」くらいな気軽さで走り始めたはず。
- カラダを動かすことの気持ち良さ
- トレイルランニングで、広がる景色を見たときの解放感
- 仲間と走る楽しみ
- その後の食事・飲み会まで
こんな原点に立ち返っても良いのでは?と思うのです。
タイムを狙うのは、あくまでもランニングの楽しみの1つ。
そして、タイムを狙いたいがために、必要以上の犠牲を払っている人も居たのではないでしょうか。
先日、今年初めてのトレイルランニングの練習会に参加してきました。
自然のなかを走り、ふかふかな地面の感触を楽しみ、根っこに足を取られないように集中し、広がる景色を楽しみ・・
また別の日に学校も習いごとも休みでダラダラしている息子とランニングに行きました。
会話をしながらのんびり走ったり、最後は息子のラストスパートに置いていかれないように頑張ったり。楽しい時間でした。
このような走る楽しみを感じる原点を、今まで以上に大切にしても良いのかな?と考えるようになりました。
トライアスロンはレースがないとできない
一方で、トライアスロンはレースがないとできません。
スイム・バイク・ランを別々に3種目行うのと、一気通貫で行うのは別物です。
トレーニングで3種目を行うことは可能でも、「トライアスロン」はできないのです。
バイク→ランのブリックランをやるのが、個人練習の限界ではないでしょうか。
海を泳ぐには、ライフセーバーなど、多くの方々の協力が必要です。
そして、これは他のマラソン大会なども同様ですが、レース特有の雰囲気は、あの場でしか感じることができません。
改めて、レースという特別な場があったからこそ、あの高揚感を楽しめていたことを実感するのでした。そのような場を用意して下さっている方々(主催者やボランティア、応援etc)には、感謝しかありません。
大切にしたい気持ち
今回、中止と共に「金返せ!」という意見が散見されます。
しかし、主催者が企画・準備に使って頂いた時間や労力を考えるとと、私はそんな言葉は決して言えません。
少なくとも「金を払っているのだから」というお客様気分には、私はなれません。
むしろ今まで何も考えずに、一参加者として楽しむことばかりを考えていた、と反省するのです。
今後は大きな大会でも、単なる抽選をやめてみては?と。
ボランティアの参加回数に応じて当選させるなど、主催者と参加者が一体となる仕組みが必要なのかも、と考えてみたり。
私自身、今までボランティアに参加したことがありません。
相次ぐ中止をキッカケに、異なる形でランニングやトライアスロンに関与する形を模索するかもしれません。
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