フリーランスの方々と話をしていると、会社員より休んでいない(休めていない)人が多いようです。では、フリーランスは本当に休めないのでしょうか?
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私(渋屋)の実績
あくまでも私ひとりの例ですが、過去2ヶ月の実績は以下の通りです。
- 2019年11月:平日休み1日、週末仕事1日
- 2019年12月:平日休み1日、週末仕事2日
一般的な会社員は、年間で有給休暇を20日付与されています。
とすると、月に1日以上は有給休暇(平日休み)を取得できることになります。
しかし私の実績を見ると、平日休んだ分、週末に仕事をしてしまっています。
単純な比較で見ると、確かに会社員時代より休んでいないです。
ただ前提として、この比較は1日単位です。
フリーランスには、1日8時間という定義はありません。
1日に4時間だけお客様と会い、残りは自由に過ごしている日もあります。
細かく時間単位で比べたときには結果が変わる可能性も。
私は以前、分単位で毎日の行動を記録していました。
このときの記録を振り返ってみても、やはり会社員時代よりは休めていません。
あくまでも私の周りを観察した範囲ではありますが、実態は以下のような感じです。
- 飛び抜けていて、ゆったり過ごしている人(少数)
- 飛び抜けていて、今もガンガン働き続けている人(少数)
- ここまで書いてきたように、会社員時代よりも働いている人(多数)
私自身は、まだまだ3番だと感じています。
後述するように、多少は自由(選択肢)を得ていますが、まだまだです。
フリーランスが休みにくい理由
私自身を振り返ってみても、周りのフリーランスから聴いてみても、会社員時代より休んでいない人が多いようです。これには、いくつか理由があります。
有給休暇がない
会社員のように有給休暇という概念がありません。
休みは単なる休みであり、その間は売上・利益が上がりません。
そのため、なかなか実質的に休めないという人が多くなるのでしょう。
有給の消化率などをチェックされることもありませんから、
働きたい人は、働き続けてしまうという面もあるのではないでしょうか。
仕事を依頼されると入れてしまう
仮に休みの日を決めていても、お客様から依頼があると、ついつい予定を入れてしまいます。
フリーランスは毎月の基本収入が確保されているわけではありません。
今、仕事があったとしても、来月・再来月に仕事がある保証は、どこにもないのです。
そのため、お客様から依頼をいただいたなら、できる限り対応したいという気持ちになります。
お客様からの期待にも応えたいし、得られる売上は確保しておこうというわけです。
比較対象が間違っている
そもそも論ですが、会社員とフリーランスを比較することが間違っているとも言えます。
フリーランスは個人とは言え、事業主(=その事業の責任者)です。
つまり比較するなら、経営者と比較する方が、合っているのではないでしょうか。
私の知る限り、中小企業経営者の多くは、フリーランス同様、夜も休日も関係なく働いています。自分の人生と仕事が強くつながっているからです。
それでもフリーランスは幸せになれる
ここまで、フリーランスは休めないと書いてきましたが、
私はそれでも、フリーランスは幸せになれると考えています。
1日8時間とか、有給休暇などというルールがないからこそ、
いつ働き、いつ休むのかを自由に設計することができるからです。
多くのフリーランスが「自分のやりたい仕事を、良いお客様に対して行いたい」と考えているのではないでしょうか。
その理想を目指して、どれだけ働いて、どれだけ休みたいのかは、本当に人それぞれです。
会社員の頃よりも、もっとガッツリ働きたいという人もいれば、
もっとのんびりペースで働きたいという人もいます。
また、休みもどのくらい休むか?よりも、いつ休めるか?の方が幸福感に関係すると感じています。
例えば私の場合、平日に行われる子どもの授業参観に良く行きます。
父親が参加するのは、クラスでせいぜい1人か2人です。
あるいは、空いた2時間でランニングに行くことなども行っています。
正直に申し上げると、世間一般の人たちが働いているときに、
ちゃんと休みをとれる環境にあることが幸せだと感じます。
あくまでも自分が必要とする収入を得られることが前提になりますが、
その前提を超えられさえすれば、
最も自由な働き方ができるのはフリーランスです。
超えなければならないハードルがあるので、誰にでもお勧めする働き方ではありません。
ただ、自分の人生を自分で設計したいとお考えの方には、一緒にハードルを乗り越えていきたいですね。
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