独立・起業

サービスメニューに価格を明記するかどうか?

独立してから、同業の方のホームページを見るとサービスメニューに価格が書いてあるケースと、そうでないケースがあります。私は意図的に独立当初から価格を明記しています。

この記事ではそれぞれのメリット・デメリットと、私が価格を明記している理由をご紹介します。

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価格を表示する場合

価格を表示することの一番のメリットはお客様が迷わないことです。「詳細はお問い合わせください」というように価格がわからないと、お客様にとっては負担になります。

問い合わせするのも面倒ですし、問い合わせた結果、全く的外れな金額だとガッカリしてしまいます。私自身、最初から価格を表示されていない商品・サービスは、問い合わせをしません。

一方、価格を表示することによって購入頂けないお客様もいらっしゃるでしょう。ただその場合は、仮に問い合わせをいただいたとしても、結局ご購入されないのです。結果が変わらないのであれば、最初から問い合わせをいただかない方がお互いのためです。

価格を表示することのデメリットは、予算にゆとりのあるお客様から大きな金額を獲得できないことです。先日ある場所で「渋屋さん、価格を書かない方が儲かりますよ」と言われました。

ただ、私は価格を明示することで、失う金額があってもいいと思っています。私が提供するサービスの価値をどう感じるか?は、お客様のおかれた状況によって当然変わります。全く同じサービスを提供したとしても、予算にゆとりのないお客様にとっては2時間5万円のサービスが高いと感じるでしょうし、ゆとりのあるお客様にとっては非常に安価に感じるでしょう。

実際、私が提供するサービスは基本的に同じです(お客様の置かれた状況で具体的な内容はかなり変わりますが)。同じであるならば、価格も同じにした方が良いと考えています。お客様の予算にゆとりがあるからと言って、より多くの金額を頂戴するのは私の仕事観とずれてしまいます

お金が余るなら、別のことにもっと投資いただいた方が良いのです。

価格を表示しない場合

価格を表示しないメリットは、お客様から問い合わせをいただけることです。問い合わせをいただくことによって、お客様とコミュニケーションすることができます。どんなお客様なのか?どんなお困りごとを抱えているのか?無償でヒアリングができるのです。

しかし無償でヒアリングができると言っても、件数が多すぎると負担になってしまいます。獲得できるかできないか分からない相談のために、時間をかけてヒアリングをすることが正しいのか、判断が必要でしょう。

また、価格を表示しないことによって、競合他社と比べることがなくなります。あるいは単純に価格だけで競合他社と比べられることがなくなります。ただ、個人的な意見としては、価格が理由で競合他社に流れてしまうのであれば、それでいいのではないかと思います。

安い他社の方で成果が上がればお客様にとってはそれでいいわけですし、そこで成果が上がらなかった結果、改めて私を選んでいただいてもいいわけです。

価格を表示しないデメリットは、一定数存在するであろう、価格を明記していないサービスに申し込みや問い合わせをしないお客様を逃していることです。サービス内容によりますが、私が提供しているようなサービスの場合は、金額を明記することで自分のサービス価値を熟考することになります。

自信がある人は高くつけるでしょうし、そうではない人は低くつけるでしょう。特に高くつける場合には、ある程度の覚悟が必要になります。

私もメニューや価格を改定するタイミングが来ていると考えています。また変えたらお知らせいたします。

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