普段からIT関わる仕事をしている人以外、「経営情報システム」は悩みのタネとなる科目ではないでしょうか。
経営情報システムの特徴
中小企業診断士受験生にはシステムエンジニアも多いため、得意・不得意の差が開きやすい科目です。
予備校などに行くと、「当然のように理解している人」に驚いて焦るかもしれませんが、
きっとそういう人はITに関する仕事をしているだけですから、気にしないようにしましょう。
ちなみに、私の経験上、中小企業診断士受験生にはシステム系の人が多いように感じます。
(私自身、そうですし)
また、年度によって、難しい問題と簡単な問題の差が激しいのも特徴です。
科目別合格率を見ると、平成21年度はなんと3.8%。逆に平成25年度は51.8%。
(科目別合格率には、1次試験合格者は含まれていません)
難しいときには、現職のエンジニアですら苦労するレベル、ということです。
逆に易しいときには、半数以上の人が、合格点(60点)を取れてしまう、と。
難易度の差が激しい科目は、基本を押さえて、基本問題をしっかり得点するのがポイントです。
経営情報システムの学習のポイント
経営情報システムを苦手とする方にとって大切なのは、
(他の科目でも同じですが)基本をしっかりと押さえることです。
逆に言えば、応用問題は捨てて良いのです。
難しい問題になったときは、基本問題だけを正解して、ギリギリ40点を確保。
易しい問題になったときには、しっかりと得点を稼ぐ、という方針が良いと思います。
と同時に、できる限り勉強時間を割かないことも大切だと考えています。
私は財務会計が苦手でしたが、これは試験のコア科目なので、避けて通れません。
ガッツリと、総勉強時間の半分近くを財務会計に投下したことによって、合格できました。
しかし、経営情報システムはコア科目ではありません。
できる限り効率良く、短時間で勉強を済ませたいところ。
時間をかけずに基本を押さえる方針は、経済学、経営法務、中小企業経営・政策も同じです。
基本をサクッと確認するのは、手前味噌ですが、こちらの問題集が適しています。
日常から疑問を抱き、テキストで基本を確認する
オススメする勉強法は、日頃から使っているシステムや機器に興味を持ち、テキストで基本を調べることです。
例えば、今まで何気なく使っていたWi-Fi(無線LAN)とBluetoothって何が違うんだろう?
OSI参照モデルで言うと、どの層に当たるのかな?とか。
(ちなみに物理層とデータリンク層に当たります)
会社で使っている経費精算システムは、クラウドで動いているのかな?
それとも社内にあるサーバーで動いているのかな?とか、
バックアップはどうしているんだろう?とか。
サラッとテキストを読んだ後であれば、今までよりは気になるポイントが増えるはずです。
そして、会社でシステムトラブルが起きたときには、「業務が滞る!」と怒るのではなく、
何が起こっているのか?経営情報システムを学ぶチャンスだと喜びましょう(笑)
システムには何らかの構造があり、トラブル(障害)が起きたときは、それを学ぶ良い機会だからです。
例えば「社内のネットワークがつながらない」というだけでも、様々な原因があります。
自分がシステム管理者でなければ見えないことも多いですが、一般ユーザとしても確認できることはあります。
単にクレームだけ伝えてくる人になるのではなく、起きている事実を整理して、淡々と伝えられる人になれば、
システム管理者(情報システム部門)からも喜ばれます。
仕事中に勉強できてしまうのなら、勉強時間をつくる必要がないので、効率が良いですね。
中小企業診断士にとっての経営情報システム
最後に、中小企業診断士を目指すなら、試験合格だけではなく、その先を見据えたいもの。
実際に中小企業を支援していて感じるのは、ITに関わる質問や支援が増えていることです。
昨日、初めてお会いした、ITとは全く異なる業界の社長から、
「クラウド」「TCP/IP」「LTE」「IoT」「クラサバ」「機械学習」「(デジタル)サイネージ」などの
単語がポンポンと出てきて驚きました。
かなり勉強されている様子でした。
そんなわけで、基本的なIT用語が分かっていないと、業界関係なく、
経営支援をするのが難しくなっていくでしょう。
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【編集後記】
昨日は帰宅後、予定していたバイクトレーニングをせず、ひたすらスクワット。
動画を見たコーチから指摘をいただいたのですが、コツがなかなか掴めず。。
やり直して、動画見て、の繰り返し。
5kgの重りを持って、1時間くらいスクワットしていました。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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