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ITに疎い中小企業診断士には、厳しい世の中になります

私はこれから、IT(情報システム)に疎い診断士にとっては、つらい世の中になっていくと考えています。

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中小企業診断士試験の主要科目

中小企業診断士の試験範囲は広いですが、そのなかでも主要科目とされるのが、
「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」の3科目です。

「企業経営理論」では、戦略と人(組織)・マーケティングを。
「財務・会計」では、お金を。
「運営管理」では、主に製造業と小売業のことを戦略というより現場視点で学ぶことができます。

2次試験でも、
事例Iが人事・組織、事例IIがマーケティング、事例IIIが製造業、事例IVが財務、
となっています。

もちろんこれら3科目の重要性は変わらないのですが、
私はこれから企業支援をしていく現場では、ITの知識がないのは、致命的とすら思います。

日々、新聞やWebなどのニュースを見ていればお分かりの通り、
世の中は人工知能やIoT、ロボットを前提に、今後のビジネスが見据えられています。

特に中小企業診断士と関係が深い経済産業省・中小企業庁は、
これらのキーワードを前面に押し出した施策を打ち出し続けています。
(施策にはIoT、AI、ビッグデータというようなキーワードが頻出します)

 

「ITは知らない」では済まされない

小売業には、欲しいものをカバンに入れて、レジ(のようなもの)を通過するだけで決済される仕組みが導入されつつあります。
顧客の購買行動に限らず、手に取ったけれども買わなかったものからも、データを集めるようになってきています。

製造業は、確実にファクトリー・オートメーション(FA)の方向に向かっています。
各プロセスの機器同士が連携して自律的に動く時代に入っていますし、
それだけではなく、部品を作る企業から最終製品を作る企業まで
データを共有するサプライチェーンの仕組みが強化されるでしょう。

物流は、昨今、人手不足・過労の問題が起きている通り、確実に自動配送の方向に向います。
自動運転車が動く世の中を前提に、社会やビジネスを設計する必要があります。

サービス業は製造業と比べて賃金の低さが問題視されています。
賃上げをするために、これまで以上の高付加価値化、効率化が求められます。
日本のサービスの良さを残しながら、どのように変化していけるでしょうか。
ここにもITが求められるのは当然です。

このような潮流を知らずして、企業の支援はできません。
「まだそんな世の中来てないでしょ」と思うかもしれません。

しかし、産業革命時に馬車から車へ、5年程度で一気にシフトした歴史があります。
インターネットやスマートフォンもあっとう言う間に広がりました。
新しい技術が世の中に広がるスピードは、ますます早くなっています。

繰り返しますが、「ITを知らない」では、このような潮流を考慮できません。
企業支援ができなくなっていくのです。

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学ぶべきは「経営情報システム」ではない

「じゃあ経営情報システムを復習(学習)しよう」とするのは待って下さい!
ハッキリ言って無駄です。
理由はこの記事でご紹介していますが、必要とされるスキルと試験のコンセプトが合っていないからです。

中小企業診断士試験:「経営情報システム」はコンセプトを見直すべきだ

多くの中小企業はITの「利用者」です。
ITを上手く活用して、ビジネスをより良くしていく。
そのための支援をするのが中小企業診断士です。

しかし、試験はIT(情報システム)の開発者側に偏った試験内容になっています。
推測ですが、情報処理技術者試験を参考にし過ぎているのでしょう。

繰り返しになりますが、中小企業支援に広く必要なのは、システムを作るスキルではなく、利用するスキルです。
さらに言えば、システムを利用して業務を改善することだったり、データやシステムの存在を前提としたビジネスを作ることこそが大事です。

世の中には様々なセミナー・勉強会がありますが、
企業を支援する人がITを学べる適切な場所が少ないのが実情です。
ですから、そんな場を作ろうかな、と思っています。

手っ取り早く学ぶなら、テクノロジーの先を行く本を何冊か読んだ方が良いでしょう。
今までの世界観が、ぶち壊されるはずです。

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【編集後記】
今日の午後は、初めてお会いするIT企業の社長を訪問しに鎌倉へ。
最近、鎌倉に行く機会が増えてきました。
既に都内に移動していて、夜にセミナーに参加です。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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