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他者の健闘・苦闘に美を感じない環境は厳しすぎる

9月から月例で実施するマーケティングセミナーの募集を開始しました。

物騒な名前ですが(笑)、真っ当な経営塾です。
「マーケティング編」の他、いくつか企画をしていますが、まずはここからです。

昨日、ある会社の役員と飲んでいました。
一流大学を卒業し、期待の高かった新入社員が入ってきたときのこと。
その新人は、何度か失敗を繰り返すうちに失敗を恐れるようになり、だんだん動けなくなってしまった、と言う話を聴きました。

 

美的センスを失っている社会

この話を聞いて私は「あるあるケース」だなぁと感じました。
学校の勉強という偏差値社会で、決められたレールの上を歩き続けることと。
それと、正解のないビジネスの世界を進むことは同じではありません。
挫折を知らないまま社会人になってしまった一流学生に良くあるケースです。

ただ、今日の本題はそこではありません。
このような問題が起きてしまう原因は、本人にある以上に「失敗を許さない環境」にあると思うのです。
今のビジネス環境は他人の健闘や苦闘、あるいは失敗に対して「美しさ」を見出すことができない、と感じるからです。

 

完走者全てが勝者である

話は急に変わりますが、トライアスロンの世界には「完走者全てが勝者である」という基本精神があります。

皆それぞれが自分なりの目標を持ち、それに向かって全力を尽くす。
競争は他人とではなく、自分との戦いなのです。(もちろんライバルとの戦いで鼓舞されることはありますが)
そこには、これまでの経験や現在のレベルに関係なく、個々の選手それぞれが奮闘する姿から「美」を感じているのです。

実際には、完走した選手のみならず、リタイヤした選手に対しても、その健闘を讃える文化があります。
レースに参加し、ゴールを目指した。
その挑戦に対して、まずは尊敬の念が生まれるからでしょう。

足のつかない海で泳ぐ恐怖に立ち向かい、初めてのレースに挑戦したときのことは、今でも覚えています。
初めての人は初めてなりの目標があるでしょうし、熟練者には熟練者なりの目標があるでしょう。
トライアスロンに限らず、仕事ではなく、そういうチャレンジをしている姿には、感動するのです。

チャレンジの結果、目標を達成できなかった選手は、それぞれの課題を見つけます。
そして、次のレースに向かって、その課題を克服しようとします。
私自身、最近のレースは全く目標に届かず、反省ばかりです。

でもいつか、その課題を克服できれば、それまでの失敗は失敗ではなくなります。
失敗は成長のキッカケに過ぎないのです。

 

挑戦する姿に感動する環境づくりを

ようやく話は戻りまして・・
ビジネスの間でも同じことが言えると思うのです。

レールが引かれている偏差値社会での成功者は、必ずしも失敗に慣れているわけではありません。
その失敗から何を学び、次につなげるか?
そして、ビジネスの世界には必ずしも正解はないということ。

その現実を教えながら、次の挑戦を応援する環境づくりが大切です。
そういう環境をつくるのは、社長を筆頭とするマネジメント層の重要な役目だと思うのです。

ボトムアップでは、なかなか失敗を許容する環境づくりはできないものです。
トップから積極的に挑戦を応援し、失敗を次につなげる雰囲気をつくるよう務めたいものです。

そのためにもトップ自身が何らかのチャレンジをしていること。
そして失敗を繰り返しながら成長していることが、何よりの説得になるのでは、と考えています。

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【編集後記】
木更津トライアスロンで反省したはずなのに、早くも練習不足の日々。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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