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インダストリー4.0とスマート・ファクトリー(工場)

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「インダストリー4.0」最近、良く聴く言葉です。
これが何を表すのか?
日本の製造業復権が期待される「スマート工場(ファクトリー)」とは何か?
今回は、この辺りをまとめてみました。

 

「インダストリー4.0」とは?

4.0というくらいですから、1.0から存在します。
18世紀半ば~19世紀にイギリスで蒸気機関が生まれたことによる大変革を「(第1次)産業革命」と言います。
それまで手作業で行なっていたことが、蒸気という動力を得ることによって、「機械化」が進みました。

同様に第2次、第3次と進んでいきます。
第2次産業革命での基礎技術はエンジン(内燃機関)と電気モーター。
「大量生産」の時代がやってきます。

第3次産業革命では、半導体・コンピュータが登場して「自動化」が進んでいきます。
そして第4次産業革命では、人工知能やブロックチェーンが生まれ「自律化」が進んでいるのです。

自動化は、簡単に言えば、人が指示をして、機械がその通りに動くこと。
1つ1つ人間がプログラミングしたり、ボタンを押すなどして、指示を出す必要があります。

一方の自律化は、機械側が最適な答えを導き出し、上手く動いてくれることです。
自動運転車は、周りの自動車や歩行者・信号や渋滞状況などを見て、最適な運転方法・ルートを決定してくれるようになるでしょう。

この「自律化」が実現される世界が第4次産業革命であり、「インダストリー4.0」です。

 

ドイツの「インダストリー4.0」とアメリカの「インダストリアル・インターネット」

最初の大きな動きは2013年4月のドイツから始まりました。
政府、企業、大学や研究所が合同で、国を挙げてインダストリー4.0の実現に向けて取り組んだのです。
参加企業は、シーメンス、ボッシュ、フォルクスワーゲン(VW)、BMW、ダイムラーなどです。

そして2014年3月にアメリカでGE、IBM、インテル、シスコシステムズなどが「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム」を設立します。

主にものづくりの現場のデジタル化、スマート化(つまり自律化)を目指しているドイツに対して、産業全体を自律化しようとするアメリカ。
2015年頃から、次第に協力しつつ、世界全体として大きな動きになってきています。

当然のことながら、この流れに乗ろうとしているのはドイツ・アメリカだけではありません。
日本がこの流れに乗り遅れないようにしなければならない状態にあることは、お分かり頂けるのではないでしょうか。

 

スマート工場・スマートファクトリーとは

この「自律化」を工場(製造業)に適用したものがスマート工場・スマートファクトリーと呼ばれるものです。

産業革命は、2.0(大量生産)、3.0(自動化)を経て、消費者のニーズも変わってきました。
既に私たちも感じている変化ですが、大量生産からマスカスタマイズ生産(多品種少量生産)へのシフトです。
スマート工場では、多品種を1つの工場で生産し、しかも大量生産と同等のコストで実現することを狙っています。

さらにドイツが掲げているゴールは、国中の工場を連結させることです。
1つの工場で作れるモノには限界があります。
各工場にある設備も異なれば、持っている技術も異なるため、これらを連結することで、よりマスカスタマイズ生産に対応できるようになります。
クラウドやIoTを使い、全ての工場の情報を一元化して、国が1つのバーチャル工場になることを目指しているのです。

この大きな動きを、必要以上に悲観する必要はありません。
ドイツの展示会でも、特に中小企業の取り組みは「インダストリー3.1」などと揶揄されるように、「今できる一歩」を歩むことを目指していたようです。
日本からの参加者がそれらを見て「これなら日本でもやっている」という評価をしたという声も聴いています。

しかし私は、ドイツの中小企業が「インダストリー4.0」を目指して、着実に進んでいるいることを、脅威に感じています。
日本は同じように大きな将来像を描けているでしょうか?
日本の製造業は「カイゼン」が強みです。現場のPDCAは強くとも、それだけでは戦えません。
今こそ各社バラバラではなく、大きな青写真を共有した上で、国としてスマート工場(だけでなく他の産業も)に取り組むべきだと感じています。

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【編集後記】
久しぶりに早起きできました。
やりたいことがあると、やっぱり起きられます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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