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組織は遅さで沈没する

このところ、企業のスピード感を感じる場面にいくつか出くわしました。

なぜこんなにスピード格差があるのだろうか?
スピードの差が、本人達が意識している以上に業績の差を生んでいることに気づいているのだろうか?

そう感じずにはいられませんでした。

 

資本力の差よりもスピードの差

多くの企業とお会いする仕事なので、各企業でスピードに差があることを常々感じます。
そこで最近、私が思うのは、資本力以上にスピードの差が、その組織の運命を握っているということです。

資本は数字として現れるので状態が自社でも他社でも分かります。
他社と10倍の差があることは一目瞭然なのです。
しかし、スピードの差は目に見えません。

お金を調達する手段は、昔と比べて多様化してきました。
かつては銀行融資しか選択肢はなかったかもしれませんが、
今はエンジェル、ベンチャーキャピタル、クラウドファンディングなど、
選択肢が増えています。

それに事業を始めたり拡大するにあたり、
かつてほど資金が必要なくなってきたこともあります。
企業にとって資本が強みとなる割合が減ってきたと感じるのです。

一方、スピードは会社の文化のようなものです。
資本力とは逆に、より重要な強み・弱みになってきました。
スピードは、なかなか数値化・見える化できないので、強く意識しておく必要があります。

 

遅さは組織を死に導く

意思決定の遅い組織には、特徴があります。

  • リスクを必要以上に恐れている
  • 意思決定プロセスに無駄が多すぎる
  • マーケット(顧客)の都合より、自社の都合を優先する

こんな状況では、長い目で見て、沈んでいくのは当然でしょう。
いや、思ったより長くは続かないのかもしれません。

また、意思決定は速くとも、実施が追いつかない会社もあります。
社長が考えていることを実装できるメンバーが居ないのです。
だから社長が手を動かすことになるし、結果、ボトルネックが生まれる。
こういう会社は社長のビジョンを具現化するナンバー2の登場が望まれます。

一方で、恐ろしく動きの速い組織があります。
前者は会社のホームページを変えるだけに数ヶ月かかりました。
後者は、同じことを1週間で終わらせました。

仮にその効果が同じだったとしたら。
後者の方が、数ヶ月間、その効果を享受することができるのです。
こういう効果は複利で効いてくるので、ひょっとすると永遠に埋められない差を生んでいるのかもしれません。

そう考えると、動きの遅さは、言葉通り「致命的」と言わざるを得ません。

 

思考回路を根本から書き換える

ではスピードを上げるためには、どうすれば良いでしょうか。
端的に言えば、組織における思考回路そのものを書き換える必要があります。
例えばこんな感じです。

  • リスクがあるから考える、ではなくて、リスクがあるからこそ行動する
  • リスクが分からないから悩む、ではなくて、リスクが分からないから顧客に聞く
  • 上司に判断を仰ぐのではなく、顧客に聞く

無駄な組織階層・役職を撤廃して、意思決定プロセスを極限まで簡素化した方が良いでしょう。

とは言え、文化ですから、そう簡単には変わらないでしょう。
少なくとも時間がかかることです。
だからこそ、強く「スピードを速める!」と決意する必要があります。
この決断だけは、今すべきですね。

私自身、ひとりで事業をやっているにも関わらず、
自分の遅さが嫌になることがあります。
自戒を込めた記事でした。

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