menu

テレワークは文化を変えないと浸透しない

LINEで送る
Pocket

今年の11月は、「テレワーク月間」なんだそうです。
総務省や厚生労働省、経済産業省、国土交通省など四省が中心となっている取り組みのようです。

私は、社員数2,000人を超える前職で、組織にテレワークが浸透していく姿を経験したことがあります。
また、フリーランスとしては、ノマド仕事が日常生活に染みこんでいます。
これらの経験を踏まえて、私の考えをまとめておきます。

 

ツール類は十分に揃った

テレワークを行うためのツール類は既に揃っています。
大企業であれば、セキュリティを重視した仮想デスクトップ(VDI)が有力な選択肢になるでしょう。
また、Dropboxのようなクラウドストレージも、中小企業~大企業まで、各市場で製品が出てきています。

これらによって、会社の端末に縛られることなく、いつでも、どこでも、ネットワークさえつながれば、仕事環境のパソコンが使えます。
データ漏えいへの対策も比較的簡単にできるようになりました。

ビデオ会議(テレビ電話)も、チャット(インスタントメッセンジャー)も各種ソフトが揃っています。
電話も無料通話できるソフトが世の中に溢れています。

これらにより、パソコン環境、コミュニケーション環境のどちらも、ツール類に不足があってテレワークができない、ということにはなりません。

 

まずやってみることのメリット

テレワークは検討に時間をかけるよりも、「さっさとやってみる」方が良いと思っています。
最大のメリットは、それを必要としている人たちがすぐに開始できるからです。
私自身、前職の間は、テレワークを使えることで随分、助かることがありました。

 

ツール類の利用に慣れる

上述の通り、ツール類は既に出揃っているのですが、実際に使ってみると、迷うことも多いでしょう。
私の前職はIT専門の会社だったのですが、それでも使い方が分からない人が多かったです。
一般の会社、特に年配の方はツールの利用に慣れるまで、時間が掛かるでしょう。

使ってみなければ課題や問題の洗い出しもできないですから、早く使い始めた方が良いと思います。

 

文化・組織の問題を洗い出す

最大の問題は文化や組織運営の問題です。

例えば、これまで固定席で部下を管理していたマネージャにとっては、
部下の顔が見えなくなり、管理方法を根本から変える必要に迫られます。

またテレワークは基本的に時間に縛られない働き方を推奨するものです。
したがって、9時から17時までの間、席に座っている人が仕事をしている、という考え方は撤廃する必要があります。
残業している人の方が頑張っている、なんてとんでもない考え方です。

しかし、このような考え方で仕事をしている人が多いでしょう。
実際、私の前職でも、このような考え方が頭から離れていないんだろうな、と感じられる管理職は多々いました。

店舗や病院など、時間に縛られて働く仕事があるのは事実です。
ただ、テレワークの対象になるような職種においては、上述のような古い慣習・文化は捨て去りましょう。

テレワークをし始めてみることで、このような文化的、組織運営上の問題が起こります。
これらに全社員がいち早く気付くことが、本当にテレワークを浸透させるためには、必要なステップだと思います。

 

文化と組織を時間をかけて変えていく

上述の時間中心管理の問題について言えば、
時間ではなく、アウトプットに注目してメンバーの働きを評価するように変わっていく必要があります。
管理職にとっては、日々のレベルでメンバーのアウトプットを確認しなければなりません。
つまりメンバーがどのような仕事に取り組んでいるのか?把握するだけのコミュニケーションが必要になります。

ツールの使い方についても、文化的な側面があります。
例えば、いつでもすぐに電話したがる人。
電話は人の時間を簡単に奪ってしまいます。

テレワーク環境においては、オフィスでリアルに顔を合わせているときと異なり、気軽な雑談ができません。
雑談というと語弊があるかもしれませんが、数秒の会話で終わるようなことです。
これを電話でやり始めたら、キリがありません。
本来なら、チャット(インスタントメッセンジャー)を使えば良いのですが、タイピングの遅いオッサン達は、すぐに電話したがります。

このような些細なことから、管理職の考え方など、文化的な問題に時間をかけて、組織全体として取り組んでいく必要があります。
テレワークは、働く人のフレキシビリティを上げる便利さがあり、かつ、これからの日本には絶対に必要なことでしょう。
多少、時間が掛かったとしても、そのハードルを乗り越えただけのメリットはありますので、各組織で真剣に取り組んでいただきたいです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
昨日は終日、自宅近辺で仕事。
移動時間がなくなって良いものの、読書が進まなくなるのをどうにかしないといけません。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Facebookページはこちら
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。

ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村


【セミナー】
ただ今、募集中のセミナーはありません。

定年リスクを避けるための副業・週末起業

独立して、価値観を問われることが増えました

関連記事

  1. 自社(自分)にIoTは関係ないと思っていませんか?

    新聞などの一般メディアを読んでいても、毎日のように目にすることになったIoT。それでも「自社には…

  2. データという名の新しい通貨

    こんにちは。渋屋です。新しい通貨が生まれつつあるのをご存知でしょうか?…

  3. 情報漏えい後の対応で、企業文化が伝わる

    こんにちは、渋屋です。JALの顧客情報システムに不正アクセスが発生し、顧客情報漏えいの可能性があ…

  4. 技術力は、料理の素材のようなもの

    「当社の強みは技術力です」そう仰る経営者は多いです。私はこのようなコメントをいただいたと…

  5. ITをコストではなく投資とみなせるか?

    システム(IT)をコストとして見るのか?投資としてみるのか?この視点の違いは、その後のビジネスに…

  6. Facebookを仕事で使うなら、最低限知っておきたいこと

    会社を辞め、個人として働くようになってから、ますますFacebookは手放せないものとなりました。…

  7. AWSが新サービスを追加と値下げを繰り返す理由

    アマゾンウェブサービス(AWS)は、クラウド業界における圧倒的なトッププレイヤーです。私は、この…

  8. リアルとネットのコンビネーション

    おはようございます。渋屋です。昨日の記事(直接の会話と、SNSの関係)に…

最近の記事

最近読んだ本

PAGE TOP