IT・システム関連

コミュニケーション手法を使い分けていますか?

「最近の若者はコミュニケーションが下手だ」とまことしやかに語られることがあります。
まぁ、今や高齢者や若者といった世代で分けることに大した意味はないと思っています。
コミュニケーションに限らず、世代における差はなくなってきており、
その個人がしっかりしているか、全然できていないか、しかないと感じていますので。

 

自分のコミュニケーション手法を押し付けているだけのケース

ただ、企業においては権限の強い人が中高年に偏っているため、
「最近の若者は・・」という文句が出やすい環境であることは間違いありません。

このような話を聴いたとき、実態を確認してみると、
役職者が自分のコミュニケーション手法を押し付けているだけ、と感じることがあります。

例えば、ある社長はコミュニケーションと言えば「対面」と思い込んでいます。
メールもSkypeもコミュニケーションではない、と。
「膝を付け合わせてこそのコミュニケーションだ」という信念があるようでした。

雪が降ろうが、台風が来ようが、「会社に来い」というわけです。
昔はそれで良かったのかもしれませんが、今、それを言ったらブラック企業ですよね。

ここでの問題は若者のコミュニケーションにはありません。
問題はむしろ、社長が自分自身のコミュニケーション手法を変化・成長させられていないことです。

 

コミュニケーション手法を増やした上で、必要なものを選んでいく

この会社の若者を見ると、Slackなどでちゃんとコミュニケーションを取っていました。
日々の仕事も、プロジェクトも、それでちゃんと進んでいるのです。
ある意味、この輪に入れていないのは、ツールを使いこなせていない役職者だけでした。

Slackに限らず、チャットやメールの良いところは、自分の集中力や時間の使い方を、自分で管理できることです。
対面だと、両者の時間を空けなければなりません。
会社だと、偉い人が若手に対して「ちょっと来い」というケースがほとんどでしょうが。。
そうやって組織の生産性を落としていることに、役職者だけが気づいていないという「あるあるケース」でした。

なお、私は対面コミュニケーションを否定しているわけでなく、必要性を感じています。
ツールを使ったコミュニケーションについても同様です。
大切なことは、テクノロジーの進化に合わせて、自分のコミュニケーション手法も増やしていくことです。
その上で、必要なときに、最適な手法を選んでいけることではないでしょうか。

対面、手紙・封書、電話、FAX、電子メール、Web会議、チャット・・
と、時代と共に手法は増え続けているのに、手法が進化していない人が、偉い人ほど多いのです。

https://biz-it-base.com/?p=9771

上記の例で言えば、社長は自分もツールを使いこなして若者の日常コミュニケーションに入るべきです。
一方、若者は本当に必要なときには、対面コミュニケーションに応じた方が良いでしょう。
そのすり合わせこそが、コミュニケーションの1つであると考えています。

 

経営者がコミュニケーション環境を整える

なお、私は電話が嫌いです。
空気を読むような大事な話をするときは、時間を調整して会えば良いし、
要件を伝えるだけならメール・チャットで十分だからです。
一言で言えば、中途半端なツールなんですよね。

少なくとも仕事をする上で、必要なツールとは感じていません。
ですから、電話ばかりかけてくる人を顧客やパートナーにしようとは思わないのです。
電話好きの人には、逆に迷惑をかけてしまいますから。

私はフリーランスですので、自分の使いやすいツールを主観で選んでいます。
同時に、その感覚が近い人を、顧客にしようともしています。
(だからこういう情報発信をしている一面もあります)

組織を運営する経営者の場合は、その会社を構成する人員や顧客・パートナーを網羅的に見て、
必要なツールを選べる環境を整えていくことが、大切でしょう。
そのためにも、まずは経営者自身が、あらゆるツールを毛嫌いせず、使ってみることから始めましょう。

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【編集後記】
病院で検査をしたところ、やっと骨はくっついたそうです。
でも、まだ腱は硬いままなので、ストレッチをちゃんとしつつ、もう3週間は様子見とのこと。
今日の神奈川マラソンも棄権することにしました。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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