コンサルタントとして社長と接していると、
意見を求められることがあります。
「この新規事業、やった方が良いですかね?」
「新しく人を雇おうと思っています」
「このパートナー企業との関係を切ろうと思うんですけど?」
etc
意見を求められているので、
当然のことながら、
今までの経験をフル活用しながら、
自分の意見をまとめることになります。
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ただ、私はあまり自分の意見を出さないようにしています。
(正確には、多少は出しますが)
新規事業を進めるには、
陰(デメリット)と陽(メリット)があります。
既存事業の成長に注力することにも、
陰と陽があります。
人を雇うことにも、パートナー企業との関係にも、
全てに陰と陽があります。
コインがあれば、表と裏がある。
それと同じです。
■
しかし、一般的には陰陽を網羅的に俯瞰できないもの。
人は自分が進みたい方向の陽(メリット)と、
行くたくない方向の陰(デメリット)は、認識することができます。
しかし、進みたい方向の陰と、
行きたくない方向の陽は、
潜在意識に隠れていることが多いのです。
社長から相談を受けるということは、
社長が何らかの葛藤を持っているということ。
ですからコンサルタントとしての自分の意見を言うよりも、
社長が網羅的に陰陽を俯瞰できるように支援する。
そして、社長自身が、自分で道を選べるようにすること。
これが私の基本的なスタンスです。
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