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商品企画におけるシミュレーションの進め方(全体像~コスト算出)

先日、「商品企画に関するシミュレーションの意義」を記事にしたら、思った以上にアクセスがありました。

商品企画は単なる「アイデア出し」ではありません。
アイデアを実行レベルに落とし込むためにシミュレーションを行なうのです。

今回は、シミュレーションの具体的な手順(全体像からコスト算出まで)を説明します。

 

シミュレーションを行なう流れ

大きな流れは下の図で示しています。

まずは、その商品をつくり、販売するために掛かる全てのコストを洗い出します。
そして価格を設定しつつ、目標とする月々の売上を立てます。

その結果、単月・累積の粗利益・営業利益が出ますので、数値を修正します。
例えば価格を変更したり、販売目標数を変えたり。
あるいはコストを抑えることができないか?を考えたりします。

実行可能性を感じられるようになるまで数字を変更しながら、必要な予算・体制を洗い出していきます。

 

コストの算出方法

まず最初はコストを洗い出します。
大きくは外に対してお金を払うものと、人が動くコストがあるでしょう。

まずは金額はザックリと

外に対してお金を払うものは、見積を取ったり、市場価格を見れば、すぐに金額を把握できるでしょう。
最初の段階では精緻に金額を出すことよりも、「桁は合っている」くらいの感覚で十分です。

最後に数値の調整をするときに着目するのは、「最も桁が大きい」(=高い)コストだからです。
コストが高い1位~3位くらいまでを、どうすれば減らせるかを考えることになります。
逆に桁の小さい(=安い)コストは、収益に与えるインパクトが少ないので「だいたいこんなもの」で良いのです。

人件費は顧客に提示している「販売価格」ではなく、「社内原価」で計算します。

  • 時間当たりいくらか?
  • その人が新商品の開発・販売などにどう関わるのか

が分かれば、人件費も算出できます。

抜け・漏れがないように

金額はザックリとで良いのですが、項目に抜け・漏れがないようにしましょう。
コストに見落としがあると、「売っても売っても儲からない」モデルをつくることになりかねません。
価格を決め、販売開始した後になると価格の修正が難しくなります。

抜け・漏れをなくすためには、商品をつくり・提供する上で、

  • 必要なプロセスを洗い出し、個々のプロセスにかかるコストを挙げる
  • 必要な体制を洗い出し、それぞれの人員や外部の会社にかかるコストを挙げる

などをすると良いでしょう。

それでも、自社だけでは算出できないこともあります。
例えばシステム開発が必要になった場合は「相場観すら分からない」ことがあります。
そのようなときは専門家に相談してみましょう。

なお、システム開発など大型の投資がある場合には、減価償却を考慮してコスト算出することになります。
詳細はここでは割愛します。

変動費と固定費に分ける

最後にコストを変動費と固定費に分けます。

変動費は、商品が1つ売れるたびに掛かるコストです。
ラーメン屋の場合、ラーメンが一杯売れるたびに、麺がひと玉消費されます。
ですから麺にかかるコストは変動費です。

固定費は、商品が売れても売れなくても掛かるコストです。
同じくラーメン屋の場合、店舗の賃貸料は売上に関わらず、毎月一定です。
人件費もほぼ一定でしょう。
これらのコストは固定費です。

変動費と固定費に分けておく理由は、
後で損益分岐点売上高(黒字になるのにどれだけ売れば良いか?)が分かるので便利なのです。
一般的に企業では、新たな投資の判断をするには

  • 損益分岐点売上高
  • 投資回収までの期間

が必要です。コストを洗い出す時点で、その下準備をしておきましょう。
収益をエクセルで計算するときに、変動費/固定費を分けておくと入力が楽、ということもあります。
最後に、こんな感じのエクセルにまとめておきましょう。

上手では変動費を売上原価、固定費を販管費としています。
会計的には同義語ではありませんが、商品企画をする立場から見れば、概ね同じです。

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【編集後記】
昨日に引き続き、今日も新規案件のミーティングでした。
このところ、色んなお問い合わせをいただいて、ありがたいです。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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商品企画におけるシミュレーションの進め方(価格と販売数から売上を決める)

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